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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.11.14 23:55
更新日: 2020.11.15 10:42

MotoGP第14戦:難しいコンディションのなかモルビデリがポール獲得。中上貴晶が3戦連続のフロントロウ

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MotoGP | MotoGP第14戦:難しいコンディションのなかモルビデリがポール獲得。中上貴晶が3戦連続のフロントロウ

 予選Q1は気温18度、路面温度18度。このセッションが始まる前には雨が降り始める。Q1から予選に挑むのは、クアルタラロやリンス、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)など11名のライダーである。クアルタラロとリンスはここでQ2に進出しておきたいところだ。

 雨が落ち始めるなか、すべてのライダーはスリックタイヤでコースイン。セッション前半のアタックではブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)がトップ、クアルタラロが2番手につける。

 開始6分過ぎ、アレックス・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が11コーナーでハイサイドを起こして転倒。A.マルケスのすぐ後ろでビンダーが走っていたが、素早く減速して接触を逃れた。A.マルケスは立ち上がってピットに戻り、その後、再びアタックを行った。

 残り時間が5分となるころ、後半のアタックが始まった。リンスは自己ベストを更新するが、カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)のタイムの方が上回り、4番手に後退。終盤にはトップ2の変動はなく、このためビンダーとクアルタラロがQ2に進出。リンスは4番手だった。

 予選Q2でもスリックタイヤでの走行となった。3周目のラップタイムでクアルタラロがトップに立つと、その後、ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)、さらにビンダーがそのタイムを更新。ビンダーが前半のアタックで1分30秒763をマークしてトップに浮上する。

 残り時間7分を切って、ミルは10番手。クアルタラロは3番手、ビニャーレスは9番手という状況。各ライダーがピットインを終えて後半のアタックに入ると、まずP.エスパルガロが2番手タイムをマークする。

 続いてビニャーレスがビンダーのタイムを0.118上回るも、そのあとすぐにミラーとP.エスパルガロがビニャーレスのタイムを更新。さらにモルビデリがトップに立つなど、トップタイムが激しく更新される。終盤には中上が残り時間1分を切って3番手に浮上。中上は最後のアタックでも各セクターでタイムを削っていった。

 最終的にポールポジションを獲得したのはモルビデリ。2020年シーズン2回目のポールポジションを獲得した。2番手はミラーで、3番手は中上。中上は最後のアタックでミラーのタイムには届かなかったものの、3戦連続でフロントロウを獲得した。

 明日の決勝レースでタイトル獲得がかかるミルはまさかの12番手。クアルタラロも後半のアタックでタイムを更新できず、11番手となり、ふたりはともに4列目からのスタートとなる。ランキング4番手のビニャーレスは2列目6番グリッド、ランキング3番手のリンスはQ1を4番手で予選を終えたため、5列目14番グリッドからと、タイトル争いを展開するライダーたちがフロントロウを逃す結果となった。

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)
2020年MotoGP第14戦バレンシアGP フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)
2020年MotoGP第14戦バレンシアGP フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)

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