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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.11.19 13:40
更新日: 2020.11.19 13:44

歴代7番目の最年少王者記録を打ち立てたジョアン・ミル/MotoGP第14戦バレンシアGPレビュー

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MotoGP | 歴代7番目の最年少王者記録を打ち立てたジョアン・ミル/MotoGP第14戦バレンシアGPレビュー

 ミルは、Moto3クラスレギュラー参戦1年目のミルはKTMのマシンで1勝を記録しランキング5位を得たが、2年目のMoto3クラスに向けて、チームに対してホンダのマシンにスイッチすることを求めたという。これは体格的にコンパクトなKTMのマシンよりもホンダのマシンのほうが自分に合っているということが理由の一つだったようだが、希望どおりにホンダのマシンで参戦した2017年シーズン、通算10勝トータル13回表彰台に立って、2年目でチャンピオンを獲得した。そして、Moto2クラスでも1年目からマシンの乗り換えに順応し、勝利まであと一歩という活躍を収めたものの、Moto2のタイトルにこだわることなく、1年で最高峰クラスへの昇格を決めた。

 ターニングポイントで適格な判断を下してきたことや、そのときの環境や状況に合わせることができるのもミルの能力の一つと言えるだろう。タイトル獲得のかかったバレンシアGPでも、ミルは落ち着いてレースに取り組んでいた。

「チャンピオンシップのリードを持っているが、まだ何も決まっていない。仕事に集中することが重要で、いつものような週末を過ごし、チェッカーフラッグが振られるときに何が起こるのか見てみよう」とウイークが始まる前にこう語っていたミル。

 初日に転倒を喫するアクシデントに見舞われたものの、幸いダメージはなく、予選は「ベストなフィーリングを見つけることができず、速いラップタイムを記録することができなかった。それでも、昨日失っていたこと、いくつかの発見があった。レースペースには自信があるから、いいスタートを切り、ポジションを挽回できれば、そこにいることができると思う。他のライダーたちやライバルたちのことを考えず、自分のレースに集中したい」と12番グリッドからのスタートとなったが、決勝ではこの言葉どおり、7位でチェッカーを受け、最終戦を待たずにタイトルを確定させた。

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)
2020年MotoGP第14戦バレンシアGP ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)


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