2番手のオリベイラは、13周目にファステストラップを叩き出してマルク・マルケスを追っていた。その差は約2秒。そして、トップのマルク・マルケスとミゲール・オリベイラのレース中盤のラップタイムはほとんど同等という状況だった。
 
 3番手のミラーはオリベイラについていくことができず遅れ始め、ミラーの背には4番手に浮上したクアルタラロが迫る。クアルタラロは17周目にミラーをオーバーテイクすると、3番手に浮上した。
 
 残り10周、トップはマルク・マルケスだったが、次第に2番手のオリベイラとの差が縮まっていた。一時、2秒あった差は1.5秒を切るほどになる。しかし、その差はコンスタントには詰まらない。マルク・マルケスは、1秒のマージンをキープしながらレースは残り5周を迎えた。
 
 すでにこの時点で25周を終えていたが、マルク・マルケスはペースを維持していた。オリベイラは次第にラップタイムをコントロールし始めたのか、残り3周には差は広がっていった。マルク・マルケスは独走で、最終ラップに先頭で入っていく。
 
 マルク・マルケスはチェッカーフラッグをトップで受けた。チェッカーを受ける瞬間、ぐっと頭を垂れるマルク・マルケス。復帰後初、2019年シーズン最終戦バレンシアGP以来の優勝だ。さらに、ドイツGPでの優勝回数を11に伸ばした。マルク・マルケスが、王者マルク・マルケスとして戻ってきた瞬間だった。
 
 そして2位でフィニッシュしたのはオリベイラ。好ペースでマルク・マルケスを猛追したが、追い付くにはいたらなかった。しかし、3戦連続の表彰台を獲得している。3位はクアルタラロで、一時後退したが、ポジションを回復して表彰台に立った。
 
 そして、13番手グリッドから見事な追い上げを見せたのが、ビンダー。4位でのフィニッシュだった。5位にはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、6位はミラーで、フロントロウからスタートし、一時はトップを走ったアレイシ・エスパルガロは7位だった。
 
 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はホンダ勢の中で唯一、フロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトを履いた。全ライダーとしてもリヤにソフトを選んだのは中上のみだった。しかし、序盤からポジションが上がらず、13位でレースを終えた。

2021年MotoGP第8戦ドイツGP:マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
2021年MotoGP第8戦ドイツGP:マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

2021年MotoGP第8戦ドイツGP ファビオ・クアルタラロ、ミゲール・オリベイラ
2021年MotoGP第8戦ドイツGP ファビオ・クアルタラロ、ミゲール・オリベイラ

本日のレースクイーン

弓川いち華ゆみかわいちか
2026年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで