スーパーポール・レースは、このレースでもスタート直後からレースをけん引したラズガットリオグルが優勝。2位はレイ、3位にはレディングが入った。レディングはBMWで初の表彰台獲得となった。バウティスタはロウズと4番手争いを展開し、最終ラップでバウティスタをかわして4位。野左根は17位だった。
スーパーポール・レースの結果により、レース2はラズガットリオグルがポールポジション、レイが2番グリッド、レディングが3番グリッド、バウティスタは4番グリッドに並んだ。
レース2でもホールショットを奪ったのはポールポジションスタートのラズガットリオグルで、その背後にレイがぴたりとつける。3番手にはバウティスタが浮上、4番手にはレディング、5番手にはマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が続く。
トップを走るラズガットリオグルに対し、レイは何度かすきをうかがうも、ラズガットリオグルがトップをキープ。ラズガットリオグルとレイによる僅差のトップ争いが続いた。
レース中盤になると、レイはラズガットリオグルから遅れ始める。トップのラズガットリオグル、2番手のレイ、そして一時はレイとの差を縮めた3番手のバウティスタの三人の間にはそれぞれギャップができていた。
しかし、バウティスタが徐々にレイとの差を詰め、背後に迫る。レイは中盤以降にペースを落としており、トップのラズガットリオグルとはすでに2秒以上の差がある状況だ。バウティスタは残り5周の11コーナーでレイのインに入ると、オーバーテイク。バウティスタが2番手に浮上し、レイは3番手に後退した。
ラズガットリオグルはポール・トゥ・ウインで、イギリスラウンドで3勝を飾った。ラズガットリオグルは、初めて1戦3レースで3勝を挙げている。2位はバウティスタ、3位はレイが獲得した。この結果、ラズガットリオグルはチャンピオンシップのランキングトップにつけるバウティスタと43ポイント差とした。
4位はリナルディ、5位にはレディングが入った。野左根は18位でフィニッシュしている。
スーパースポーツ世界選手権(WSS)のレース1ではスタートディレイとなり、19周の周回数は18周に減算。さらに1周目で発生したクラッシュによって赤旗中断となり、12周で再開された。このレースでは残り5周でトップに立ったドミニケ・エガーター(テンケイト・レーシング・ヤマハ)が優勝。2位はロレンソ・バルダッサーリ(エヴァンブロス.ワールドSSPヤマハチーム)、3位はラファエレ・デ・ロサ(オレラック・レーシング・ヴェルドナトゥラ・ワールドSSP)だった。レース2ではエガーター、バルダッサーリ、ニコロ・ブレガ(Aruba.itレーシング・ワールドSSPチーム)のトップ争いとなったが、これを制したエガーターが優勝。9連勝を果たしている。2位はバルダッサーリ、3位はブレガだった。