決勝レースでは、KTM RC16を走らせる4人のライダーのなかで、ルーキーのフェルナンデスが最上位である4位でゴールを果たした。2022年のMoto2チャンピオンとしてMotoGPクラスに昇格したフェルナンデスにとって、フランスGPはMotoGPクラス5戦目。見事な4位である。予選ではQ1でファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)などを退け2番手に入ってQ2へ進出し、自己ベストとなる12番グリッドを獲得した。

「予選はよかったけどスプリントでクラッシュして、今朝(ウオームアップ)もまた転倒した。だから厳しかったね。ちょっと自信をなくしたよ。そこでフロントタイヤにリスクを負わせた。土曜日はミディアムで行ったけど、それがミスだったから。ソフトで行って、最後までタイヤのマネージメントを心掛けよう、もし終盤に(タイヤについて)苦しんだら、耐えてみよう、と思ったんだ。ギャンブルだったけど、ソフトのフィーリングのほうが好ましかったんだ。それでいいフィーリングが戻ったんだよ」

 己のフィーリングを信じてフロントタイヤの選択をソフトとした決勝レースでは、序盤に6番手、中盤に5番手に浮上し、終盤にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)とのポジション争いを展開して4位でゴールした。

「うまくスタートして、レース中ずっと集団の中にいた。僕はただプッシュしていた。フィーリングはよかった。いいペースを刻もうとマネージメントしていたんだ。そして最終ラップ、アレイシが僕をパスした。彼といいバトルになり、僕はポジションを守ろうとした。そして、そのバトルに勝ったんだ。全てがうまくいった。とてもうれしいよ」

「いま、このバイクで感触をつかんできている。今までは、僕のフィーリングとしてはまあまあだった。速く走れるかもしれないし、走れないかもしれない。全てにおいて、自分のフィーリングも自分の考えも持っていなかった。この週末はバイクを感じ始めた最初のウイークなんだ。どうやって速く走ることができるかをね」

「土曜日は自分のフィーリングに従うことが怖かった。『2回転倒しているから、今日はソフトで出ていく。そして、ソフトでいいフィーリングがあるだろう』と思った。そして、それはうまくいった。今後は自分の勘に従うのがよさそうだね」

 フランスGPで、フェルナンデスはトップ3を占めたドゥカティに次ぐ順位でゴールしたライダーとなった。

5戦目にして4位ゴールを果たしたルーキーのフェルナンデス(#37)
5戦目にして4位ゴールを果たしたルーキーのフェルナンデス(#37)

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