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クルマ ニュース

投稿日: 2017.05.24 16:57
更新日: 2017.05.24 17:14

デザイン、品質管理など。高性能なだけじゃないミシュランタイヤの情熱を堪能

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クルマ | デザイン、品質管理など。高性能なだけじゃないミシュランタイヤの情熱を堪能

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 続いて、いよいよフォーミュラカーの試乗である。暴力的な程の爆音。胃だけじゃなく、耳も痛い。普段レース観戦で聴くとワクワクするはずの音が、今日ばかりは胃痛の原因に他ならない。こんなの運転できるのだろうか……。他の人の試乗する様子を見て心の準備をしようと思っていたら、まさかの一番手。絶望である。

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 しかし、いざ走り出すと思っていたよりも走りやすかった。というのも、車を運転しているというよりも、グランツーリスモをやっている様な感覚で、車体のすべてに神経が行き渡ったようなダイレクトさだ。手足が延び、その先にタイヤが着いているような感覚を覚えるほど。
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 インストラクターの運転するAMG CLA45に先導されているため、純粋にドライビングを楽しむことができた。周回を重ねタイヤが温まる頃には胃痛も吹き飛び「これがモータースポーツの楽しさか」と普段のドライブとはまた違う種類の、エクササイズ的なドライブの楽しさを見出せたほどだ。
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 イベントの締めくくりには、マクラーレン650S GT3へ同乗試乗。プロドライバーの横乗りなのだが、速いの何の。
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 前日にフェラーリ・ワールド・アブダビで乗った世界最速のジェットコースター「FORMULA ROSSO」みたいだ。目の前の景色が右へ左へクルクルと流れていくが、マシンは非常に安定しているので怖さがない。

ミシュランの情熱を足元に感じると、少し遠回りして帰りたくなる

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 日本にいるとあまり馴染みのないアブダビを訪れ、そのスケール感やグローバルさに驚きの連続であった。茶色い砂漠の真ん中へ突如現れる美しい街並み、それをわずか数十年で作り出した人々の、豊かさを求める情熱にすっかり圧倒されたのだ。そこで開催された「ミシュランPassion Days」は、その名が示す通りに情熱溢れるイベントであった。

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 成田空港へ着き、パイロットスポーツ4を履く愛車で帰路につく。サイドウォールにプレミアムタッチで彫り込まれたミシュランマンが、アブダビで出会ったのと同じ笑顔で手を振ってくれている。ヤス・マリーナ・サーキットで感じたミシュランの情熱が自分の足元にも宿されていると思うと、少し遠回りして帰りたくなった。
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