また車体構成では、カルフォニアTが21点のコンポーネントで構成していたAピラーをわずかふたつのコンポーネントで設計するなど、各パーツの一体成型を進めた結果、旧モデルから80kgの軽量化を実現。また、各コンポーネントの一体化によって剛性も35%強化されている。

 エクステリアデザインでは、リトラクタブル・ハードトップを装備したコンバーチブルとしては前例のない2ボックス・ファストバック構成となったのが最大の特徴で、エレガンスとダイナミックという相反する要素をスポーツ性を強調しながら融合させた。

 またインテリアでは、スタリッシュなエクステリア・フォルムとインテリア・デザインテーマの統一が図られ、コクピットには他のフェラーリ・グランドツアラーと同様にレブカウンターの周囲を円形に取り囲むインストルメントパネルとディアルTFTディスプレイを装備。これをドライバーの視線移動が少なくなるよう、多機能ステアリングホイールと同軸上に配置している。

 パッセンジャーシートには、インストルメントパネルにリンクしたサブスクリーンディスプレイが装備され、車速やエンジン回転数、選択ギアなどの車両インフォーメーションが表示される。なお、メインパネルおよびサブパネルの各種機能は、ダッシュボード上の10.25インチ・タッチスクリーンによってコントロールすることが可能だ。

フェラーリ・ポルトフィーノ
フェラーリ・ポルトフィーノ インテリア
フェラーリ・ポルトフィーノ
フェラーリ・ポルトフィーノ
フランクフルトショーではフェラーリの創業70周年記念カラーに纏ったフェラーリ488スパイダーも展示された
フランクフルトショーではフェラーリの創業70周年記念カラーに纏ったフェラーリ488スパイダーも展示された

『フェラーリ・ポルトフィーノ』主な諸元

車両サイズ(全長/全幅/全高):4586/1938/1318mm
ホイールベース:2670mm
トレッド:フロント1633mm/リヤ1635mm
乾燥重量:1545kg
タイヤ:フロント 245/35 ZR20 8J×20
    リヤ 285/35 ZR20 10J×20
エンジンタイプ:90度V8ターボ
エンジン排気量:3855cc
最大出力:441kW(600PS)/7500rpm
最大トルク:760N・m/3000~5250rpm
トランスミッション&ギヤボックス:7速F1ディアルクラッチ・トランスミッション
電子制御:ESP、ESC、F1-Trac、E-Diff3、ツインソレノイド装備 SCM-E

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