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クルマ ニュース

投稿日: 2018.03.08 10:08
更新日: 2018.03.08 10:09

新型直列6気筒S/CにISGをドッキングした『メルセデス・ベンツS450』登場

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クルマ | 新型直列6気筒S/CにISGをドッキングした『メルセデス・ベンツS450』登場

 メルセデス・ベンツのブランドのみならず、世界最高峰のセダンとして認められる『Sクラス』に、バランスに優れコンパクトな“新型直列6気筒エンジン”と新機構“ISG”、“48V(ボルト)電気システム”および“電動スーパーチャージャー”などの新技術を搭載した『S450』が登場。3ボディバリエーションの設定で、3月1日より予約受注が開始されている。

 いつの時代も世界の自動車の指標とされてきたメルセデスのフラッグシップモデルである『Sクラス』は、この2013年登場の6代目モデルでも時代の最先端を行く「インテリジェントドライブ=知能を備えた革新的テクノロジー」、「究極の快適性」、「徹底した効率向上」をコンセプトに掲げて登場。

 2017年には安全性と快適性、効率性を高次元で融合するインテリジェントドライブがさらに大きく進化し、クルマが通信機能を持ち利便性を飛躍的に向上させる『Mercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)』を初導入するなど、常に技術の先進性をアピールし高級サルーンの世界をリードしてきた。

 そのSクラスに今回新たに導入されたパワートレーンは、オルタネーターとスターターの機能も兼ね備えた最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生する電気モーターをエンジンとトランスミッションの間に配置。

 それを“48V電気システム”により制御し、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行うことで約1kWh容量のリチウムイオンバッテリーに充電し、エンジンの低回転時にはその電力を利用して動力をサポート。高い効率性と力強い加速を実現した。

 機構的には、日本のスズキなどでも採用される“マイルドハイブリッド”にも近しいこの新システムだが、48Vにまで高められた電圧によりモーターによる駆動力が高まるほか、60Vを下回る電圧としたことで専用の乗員保護機構が不要となるなど、システム重量増加のネガを払拭。

 さらにスターターが従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動が抑えられ、エンジンスタートおよびアイドリングストップからの再スタートの快適性が高級サルーンにふさわしいマナーにまで引き上げられている。

メルセデス・ベンツにとって1997年以来約20年ぶりの直列6気筒となる新型「M256」
オルタネーターとスターターの機能も兼ね備えた最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生する電気モーター、”ISG”
“ISG”を制御する”48V電気システム”と約1kWh容量のリチウムイオンバッテリー


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