初代~7代目まで日本におけるポルシェ911の保有台数は3万2733台(2018年12月31日時)に上る。ポルシェジャパンの七五三木敏幸代表取締役社長は新型911の発表に際し、2019年の取り組みについて語った。
「2018年の国内販売台数は7166台で9年連続前年比を上回ってきました。2019年も10年連続で前年をクリアしていきたい」
「ゼロエミッションスポーツカーの導入として、ポルシェ初のフルEV タイカンのワールドプレミアを2019年9月上旬に、日本国内導入を年内に予定しています。タイカンは世界中ですでに2万人を超える購入希望者がいます」
「日本においてはABB社と業務提携し、全国のポルシェセンターと公共施設へ、専用の急速充電器を設置します。2020年半ばまでに、150kWを超える急速充電を可能とする次世代のCHAdeMOを展開します」
そして、スポーツドライビング体験の提供、ポルシェカレラカップジャパン/PSCJなどの参加型モータースポーツへ継続的にサポートしていくため、2021年に千葉県木更津にオフロードコースやアイスヒル、ハンドリングトラックなど様々なテストコースを用意したポルシェエクスペリエンスセンタージャパンの開業を目指していることも発表した。
「オーナーにはより深く911を味わってもらいたい。そして、911を未体験の人、未来のオーナーにも911を味わってもらうための、国内唯一無二のドライビング体験スポットになるだろう」と抱負を述べた。
また2019年6月15~16日には、富士スピードウェイにおいて『Porsche Sportcar Together Day 2019』を開催予定。新型911の展示、歴代911オーナー向けパレードなどのコンテンツが予定されている。