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クルマ ニュース

投稿日: 2019.10.23 17:09

最新ニッサン・インテリジェント・モビリティを体現する2台のEVコンセプトカーを東京モーターショーで初披露

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クルマ | 最新ニッサン・インテリジェント・モビリティを体現する2台のEVコンセプトカーを東京モーターショーで初披露

 ツインモーターを搭載したニッサン・アリア コンセプトは、パワフルな加速性能を実現するとともに、先進運転支援技術も搭載しています。

 ニッサン・アリア コンセプトは自動車業界が大きな変革期を迎えるなか、ニッサンブランドを再定義し、ニッサンを新しい時代へと導きます。また、クルマの電動化や知能化によって交通事故や交通渋滞、排出ガスなどの問題を解決し、あらゆる人にシームレスな移動体験を提供するというニッサンのビジョン“ニッサン・インテリジェント・モビリティ”を実現します。そして、多くの先進技術を搭載した高級感のある広々としたインテリアとピュアでクリーンなEVならではのエクステリアによって、新しいニッサンブランドのデザインを提示します。

 ニッサン・アリア コンセプトは発光する力強い形状のVモーショングリルや特徴的なブレード型のリヤコンビネーションランプ、そして短いオーバーハングやラウンジのようなインテリアなど、これまでの常識にとらわれない新しさに満ちており、近い将来に登場する量産モデルのコンセプトを示唆しています。

 代表執行役 山内康裕は「ニッサン・アリア コンセプトは、デザインとテクノロジーの深い融合によって誕生したクルマで、将来のニッサンブランドのデザインランゲージを示しています。ニッサンの新たな時代が幕を開け、私たちは進化の次なるステージへと向かっています」と述べました。

■“ニッサン・インテリジェント・モビリティ”の象徴

 ニッサン・アリア コンセプトは、ニッサン・インテリジェント・モビリティの新しい象徴となるモデルです。最新の先進技術を搭載したEVに次世代のヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)とコネクテッドカー技術を採用することで、これまでにない全く新しいドライブ体験をご提供します。

 ニッサン・アリア コンセプトには最先端の運転支援システム“プロパイロット2.0” が搭載されています。プロパイロット2.0は、高速道路の本線に合流してナビ連動ルート走行を開始すると、ルート上にある高速道路の出口までの走行を追い越しや分岐などを含めて支援し、同一車線内でのハンズオフを可能にします。*1 *2

 ニッサン・アリア コンセプトでは、プロパイロット2.0の作動時にインテリアのライトの色が切り替わり、ハンズオフ走行が可能になると室内空間にリラックスした雰囲気を創り出します。

 ニッサン・アリア コンセプト」は、前後に高出力電動モーターを配置したツインモーター4輪制御システムを採用しています。瞬時に緻密なトルクコントロールが可能な電動モーターを前後に合計2基設置することによって、高次元の発進、加速性能を実現しています。

 さらに前後のモータートルクやステアリング、ブレーキなどを統合制御することによって、雪道やぬかるんだ道などの滑りやすい路面においても優れたトラクション性能を発揮し、ドライバーの操作に応じて最適な駆動力コントロールとブレーキ制御を行うことで、ドライバーの思い通りのドライビングを実現します。この統合制御技術は、エンジニアが、『NISSAN GT-R』に搭載されているATTESA E-TSや『エクストレイル』に搭載されているインテリジェント4×4などの開発から得たノウハウを基に開発しました。

■シームレスなインテグレーション

 ニッサン・アリア コンセプトに搭載された直観的で使いやすいテクノロジーは、クルマに乗っているときも乗っていないときもドライバーの日常生活に溶け込み、様々なシーンに自由で楽しいモビリティを提供します。

『ドア・ツー・ドア・ナビゲーション』はスマートフォンで設定した目的地を車載のナビゲーションシステムと共有することで、乗車前はスマートフォン、乗車中は車載のナビゲーションシステム、降車後はスマートフォンによって乗車前後の徒歩ルートも含め、出発地点から最終目的地までシームレスにドライバーをご案内します。

 ドライバーがニッサン・アリア コンセプトに近づくとウェルカムライトが点灯し、自動的にロックが解錠され、シート位置やエアコンの設定などがスマートフォンに個人のプロフィルとして保存されたドライバーの好みの状態にセットされます。また、ドライバーのスケジュール管理ソフトとクルマの持つ情報を同期させることで、出発時間を予想して空調をコントロールするなど、すぐに快適な状態で出発ができるよう準備をしてくれます。

 ドライバーがクルマに乗り込むと『バーチャル・パーソナル・アシスタント(VPA)』がナビゲーションを開始します。VPAから提供される駐車場の情報や走行中に必要な情報より、ドライバーは自ら情報検索をする必要がなく、運転に専念することができます。また、ルートの途中で友人をピックアップする場合は、友人のスマートフォンとクルマに搭載されたビデオチャット機能をリンクすることにより、友人がいる正確な位置を車載モニター上に表示することができます。

 友人との会話を楽しみながら、友人の居場所まで正確にドライバーをご案内します。そして、『スマート・ルート・プランナー』は走行中に自動で充電スポットを見つけ、目的地に到着するまでの充電計画を提示します。充電の際にドライバーが充電スポットに近づくと充電口が自動で開錠され、鮮明な色で充電状況を表示します。

 クルマが目的地に到着した後は、『プロパイロット・リモートパーキング』をスマートフォンや専用デバイスで操作し、クルマを自動駐車させることができます。ドライバーが降車してからリモート操作で駐車ができるので、駐車スペースが狭く、ドアを大きく開けることが難しい場合などにも便利な機能です。

 オフィスや自宅に駐車している間は、ニッサン・アリア コンセプトは『Nissan Energy(ニッサン・エナジー)』につながります。Nissan Energyは、EVのバッテリーに蓄電した電力を住居やオフィス、電力網に供給することなどにより、EVを移動手段としてだけではなく、人々の生活のさまざまなシーンで役立つクルマとすることを目指しており、ニッサン・アリア コンセプトはその能力を余すことなく活用することができます。また、FOTA(ファームウェア・オーバー・ジ・エアー)によって、ナビゲーションシステムやユーザーインターフェースのグラフィック、クルマの走行キャラクター制御などを常に最新の状態に更新することができます。

『ニッサン・アリア コンセプト』の外観
『ニッサン・アリア コンセプト』の外観
『ニッサン・アリア コンセプト』の外観
『ニッサン・アリア コンセプト』の外観
『ニッサン・アリア コンセプト』の外観
『ニッサン・アリア コンセプト』の外観

■エクステリアデザイン

「先進運転支援技術とEVへの関心が高まり、人々の移動手段が大きく変わろうとしている新しい時代に向けて、ニッサンはデザインランゲージを再定義します。シンプルでありながら力強く、かつモダンな表現で日本のDNAである『タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム』をデザインに反映していきたいと思います。

 そして、ニッサン・インテリジェント・モビリティの価値を全ての車種に込めていきます。ニッサン・アリア コンセプトはコンセプトカーですが、当社の新しいビジョンを体現した最初のクルマとなるでしょう」と、グローバルデザイン担当の専務執行役員であるアルフォンソ アルバイサは述べました。

“スリーク”、“シームレス”、そして“シック”というキーワードに特徴付けられたニッサン・アリア コンセプトには、幅広いフロントフェンダー、超極薄LEDヘッドライト、そして輝くニッサンエンブレムを特別にあつらえたフロントシールド(ガソリン車のグリルに相当する部位)などエクステリア全般にわたり、新しいデザインランゲージの要素が散りばめられています。

『Vモーションシグネチャー』が発光すると、シールドに組み込まれた幾何学模様がかすかに浮かび上がります。「フロントには従来のグリルに替えて、私たちが『シールド』と呼ぶ立体的な構造で表情豊かなパーツを採用しました。このパーツによって、交通状況を判断するために必要なレーダーやセンサーなどをフロントフェイスのデザインへ自然に融合させています」とアルバイサは述べました。

 サイドビューは専用タイヤを履いた5本スポークの21インチ大径アルミホイールと、風を切り裂くような低くてスリークなルーフラインを特徴とし、リアのスタイリングは傾斜の強いCピラーが筋肉質のリアデッキに自然に調和しています。ボディーの幅いっぱいにデザインされたテールランプと豊かな広がりのあるリアフェンダー、そして高い位置に取り付けられたリアウィングが、このクルマの力強さを表現しています。

「ニッサン・アリア コンセプトのエクステリアはダイナミックな美しさと先進技術によるシャープな印象を兼ね備えています。EVのプラットフォームにより実現した驚くほど短いオーバーハングや広い室内空間、そして大径のホイールやツートンのボディカラーが、スポーティーさとラグジュアリーさに満ちたエレガントな外観を創り出しています」とアルバイサは述べました。

 エクステリアカラーに採用した“彗星ブルー”は、見る距離によって様々な表情が現れます。遠くから見た時は深いブルーでマットな印象ですが、クルマに近づくと塗料に含まれる大きなガラスのフレークの効果により、夜空を輝きながら流れる彗星のような無数の光の屈折がエクステリアに映し出されます。

 ニッサンEVの未来を象徴するような新しいカラー“カッパー”がルーフラインやホイールに沿って配され、エクステリアにアクセントを与えています。カッパーは夜明けとともに新しい一日を迎える太陽の色であり、新時代の夜明けを象徴しつつ、古くより工芸品に銅を取り入れてきた日本の伝統への敬意を表しています。

■インテリアデザイン


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