北米日産は23日、ニューヨーク国際自動車ショーで2017年モデルとなる市販GT-Rを公開した。2007年の現行モデルのデビュー以来、最大と言われる変更が施されている。
ニッサンのフラッグシップカーとして2007年に登場した現行GT-Rは、毎年改良を受けたモデルが登場しているが、ニューヨークでワールドプレミアされた2017年モデルは、内外装、パフォーマンスとともに“ビッグマイナーチェンジ”を施して公開された。
まず目を引くのは外装。フロントはシンプルな面構成ながら、非常に印象的なマスクに改められた。『V-モーショングリル』はエンジンクーリングのために大型化。リップスポイラーも新設計され、レーシーな印象とともに高水準のダウンフォースを生み出す。また、リヤに至るまでエアフローが考慮されるるともに、スポーティさを増している。
内装も大幅に改められ、新たなダッシュボードやステアリング、パドルシフトも変更。質感も大幅に向上している。パワートレイン面でも、3.8リッターV6エンジンが20馬力向上し565馬力という数値となった。
モータースポーツ界でも、GT-Rはニッサンを代表する存在として勝利を獲得し続けている。17年モデルはその系譜を継ぐものとして新たな歴史を築き始めそうだ。


