電気自動車においては、静粛性への配慮は今まで以上に重要なポイントとなります。内燃機関独特の振動や音が存在しないことより、外部環境からのノイズが相対的に大きく感じられます。DS3 CROSSBACK E-TENSEでは、このセグメントでほかに類をみない静粛性を得ています。室内空間の平穏さもまたラグジュアリーのひとつであり、DSならではの居住感=DS LOUNGEの心地よさを享受いただけることでしょう。
7インチのタッチスクリーンの下には、タッチコントロールとセンターエアアウトレットがひし形に配置されています。このスクリーンには主要なコントロールパネルが表示され、車輌セッティングなどが一箇所にまとめられています。また、バッテリーのヒートポンプ、タイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP、レーンキープアシスト、ヒルスタートアシスト、リアパークアシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイール、8個のエアバッグ、フラッシュフィッティングドアハンドルなどが標準装備となっています。
さらに、インテリジェントなDS MATRIX LED VISIONヘッドライトなどの最新世代のイノベーションが搭載されているほか、キーホルダーがクルマから1.5m以内に近づくと、フラッシュフィッティングドアハンドルがボディから自動的にせり出すプロキシミティ・キーレスエントリー&スタートもICE版同様に装備されています。
Grand Chicでは、ヘッドアップディスプレイとレザーシートとレザーをあしらったダッシュパネルが備わります。そして、100%電動化されたDS3 CROSSBACK E-TENSEならではのアクセントとしてサテンクロームのDSウィング、アンスラサイトグレーのグリル、各部のE-TENSEのマークが配されています。
リヤバンパーにはもちろんエキゾーストエンドはなく、よりシンプルで彫刻的な美しさが際立つリアエンド、18インチのKYOTOアルミホイールとE-TENSE専用の新色パールクリスタル、これらがDS3 CROSSBACK E-TENSE独自の際立つエレガンスをさらに強調します。
DS3 CROSSBACK E-TENSEは3つのドライブモードが用意されています。続距離の最大化を図るECOとNORMAL、そしてパワーとトルクを最大化するSPORTです。これらのモードとは別に、フォーミュラEからインスパイアされたNORMALとBRAKEのふたつのエネルギー回生システムが実装されており、ドライバーは好みに応じてシフトレバーの操作により随時選択することが可能です。
NORMALでは、アクセルを戻した時の内燃機関のエンジンブレーキの挙動をシミュレーションし、人の感覚に寄り添ったなじみのある自然な減速感を実現します。BRAKEは最大減速度約1.3m/sとなり、いわゆるワンペダルドライブに近い運転が可能です。
DS3 CROSSBACK E-TENSEは、こうしてヘリテージとアヴァンギャルドが交わることで生まれる、あたらしい時代のラグジュアリーを創造しました。オートクチュールやジュエリーに見られるフランスのサヴォワフェール(匠の技)の伝統を、現代の自動車産業において適用することで、自動車の世界にフランスだけが為しえるラグジュアリーカーのありようを提示いたします。
最新の電動化技術とフランスならではのオートクチュールの伝統技法を文化的に融合させたオートクチュール・エレクトリック、DS3 CROSSBACK E-TENSEがいよいよ日本に登場いたします。
なお、日本仕様の詳細、グレード展開、航続距離、充電方法、充電時間、スペック、価格、発売日時および発売方法などは7月29日(水)に開催予定のプレス発表会にて公開いたします。