一方のパワートレインでは、導入当初より出力の異なる『T4』『T5』2種類の2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンや、同じくディーゼルの『D4』『D5』や、プラグインハイブリッド(PHEV)の『T8ツイン・エンジン』『T6ツイン・エンジン』などが展開されてきたが、現在は改称されたPHEVの『リチャージ・プラグイン・ハイブリッドT6』と48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載する『B4』『B5』系に整理されている。

 今回は、そのうち2リッター直列4気筒直噴ガソリンターボ(197PS/300Nm)に48V電装系を持つ電気モーター(10kW/40Nm)の組み合わせとなるエントリーグレード『B4モメンタム』に新開発の7速DCTを搭載し、ドライバビリティと燃費の大幅な向上が図られた。

 このトランスミッションは、同じく11月に導入されたコンパクト・プレミアムSUV『ボルボXC40』のB3モメンタム(FWD)にも採用されたもので、湿式デュアル・クラッチ方式となる電子制御の機械式ギヤシフトアクチュエーター採用し、優れた燃費性能と走行性能とを両立。一定の条件下では、アクセルオフによるコースティング時にエンジンを停止させることにより、さらなるエネルギー効率の改善が図られている。

 この7速DCTの搭載によって、WLTCモードによる燃料消費率は前述のとおり従来の13.7Km/Lから15.4Km/Lへと12.4%も向上し、令和12年度燃費基準65%達成(パノラマ・ガラス・サンルーフ装着車:70%達成)により、エコカー減税(自動車重量税)25%軽減、環境性能割税率2%が適用となった。

 この最新トランスミッション搭載『V60 B4モメンタム』の価格は、従来モデルから変更のない499万円に。引き続きトルクコンバーターを持つ8速の電子制御ATを採用する『B5』系、そしてPHEVの『リチャージ・プラグイン・ハイブリッドT6』を含めたラインアップのカタログ価格は624万~799万円(いずれも税込)となっている。

この7速DCTの搭載によって、WLTCモードによる燃料消費率は、前述のとおり従来の13.7Km/Lから15.4Km/Lへと12.4%も向上(日本仕様は右ハンドル)
この7速DCTの搭載によって、WLTCモードによる燃料消費率は、前述のとおり従来の13.7Km/Lから15.4Km/Lへと12.4%も向上(日本仕様は右ハンドル)

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