■道上スーパーバイザーも高く評価
これまでヨーロッパでTスポーツとともに戦っていたスリーボンドは、今季TB14F3エンジンとともに全日本F3に復帰するにあたり、2016年まででスーパーGT/スーパーフォーミュラの活動を休止したDRAGO CORSEと組み、ThreeBond Racing with DRAGO CORSEとして参戦することになった。
「今回は縁だと思いますが、スリーボンドさんが復帰されるということで、DRAGO CORSEとして一緒にやらせて欲しいと頼みました。いきなり日本のレースシーンからDRAGO CORSEの名前をなくしてしまうのも寂しかった」とチームでスーパーバイザーという役柄を務める道上は語る。
そんな道上も、WTCC開幕に向けたテストの合間を縫って、鈴鹿でパロウの走りを見守った。「ドライバーとしては非常にいい。まわりに対しても刺激になると思いますね。初めて来てこれだけ速いのは、やっぱりすごい。(スーパーフォーミュラの)ピエール・ガスリーもそうですけど、こういうヤツがヨーロッパにはいっぱいいるんでしょう」と道上もパロウの速さに目を見張った。
「今回、スリーボンドさんとドライバーについていろいろ話をしてきたなかで、日本人の候補もいましたが、今までスリーボンドさんはヨーロッパで戦ってきたので、最終的に彼に絞り込みました。ウチの弟がレーシングカートの仕事をしているので、ジュニア時代の彼がカートで速かったという情報も聞いていましたし、(GP3でパロウと戦った)福住仁嶺からも速いといわれました」
