チーム監督 坪松唯夫
練習中はひとつの問題からタイムを上げられないでいたが、3名とも予選と決勝では速さを見せられるようになった。ただ、もっと積極的なレースを見せられれば、内容も順位も変わっていたのではないだろうか。
玲次は昨年からのペナルティがあり予選で手に入れた6番手のポジションを失ったが、この先の伸び代が楽しみである。川合と湧也は、速さは十分あるので、次回のレースでは彼ら本来の強いレースを見せてくれると思う。
Driver 川合孝汰
予選でセットをしっかり合わせられて、2戦ともシングルに入れたのは良かったのですが、第1戦はちょっと硬くなってしまっただけでなく、レースの組み立て方がかなり甘かったです。
自分でインを開けたところに、無理に突っ込んできたクルマに寄せられてスピンして、リタイアとなってしまったし、第2戦もセーフティカー後のリスタートで出遅れて、抜かれてしまいました。そのあたりは全部、自分で防げたと思いますし、改善すべきポイントかと。
とにかく組み立て方を、根本的なところから考えていかないとダメだと実感しました。予選のタイムの出し方は、さすがに2年目なのでだいぶ良くなってきましたが、レースでは最初から最後まで、もう少し冷静に考えてやっていきたいと思います。
Driver 平木玲次
レースウィークを通じて調子は悪くなくて、いい感じで予選を迎えた結果、今までで一番いいグリッドの6番手だったんですが、去年のペナルティの持ち越しがあって。それで後方からのスタートとなってしまいました。
そこからでも、もっとうまく抜いてくれば2レースとも、もっと上の順位でフィニッシュすることができたと思いますが、やっぱりレースの組み立てがうまくいかなかったのかなと、大いに反省しています。
スピードは証明できたと思うので、得たものもかなりあったと思います。次からは気持ちをしっかり切り替えて、全力で攻めてレースしたいと思います。
Driver 平木湧也
木曜日の時点でドライではすごく感触が良かったんですが、予選でレインになってしまって。雨のセッティングをいろいろ探って、感触的には僕も5、6番手は行けたかな、というクルマ的には高いポテンシャルを感じたんですが、何度も極端にタイムの遅いクルマに引っかかったり、赤旗でタイムアタックできなかったりで……。
僕のせいなんですけど、それで予選は沈んでしまいました。ただ、後ろからのスタートでしたが自信を持って行けたので、第1戦は入賞できて良かった。第2戦もウェットセットがしっかり決まっていただけに、中団からスタートせざるを得なかったのが残念です。
それが上まで行けなかった原因だと。クルマのポテンシャルは確実にトップレベルにあると思いますし、次の富士ではもっと上げていきたいと思います。