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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.17 17:33

スーパーカーレース 第1戦/第2戦 レースレポート

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国内レース他 | スーパーカーレース 第1戦/第2戦 レースレポート

 一方、GT4/N1クラスではオープニングラップに、トップが入れ替わる。「ニュータイヤを入れたのでセットを変えてみたんですが、十分タイヤを温め切れていなかったため、突然ズルッときてしまった」というBRP★Audi RS3 LMSの秋吉は4番手に後退。

 2周目には2番手に上がるが、WISE 1ポルシェGT3の佐藤の先行を許してしまう。だが、ラップタイムでは5秒も上回ることから、4周目には再逆転に成功。そこからは何事もなかったかのように、佐藤を引き離していった。

 13周目から、いよいよピットレーンがオープン。その時点でヤジッドは約20秒のリードを得ていたが、それでは十分ではないと判断したのだろう。

 16周目までクローズ3分前まで走り、ほぼ30秒となるところでピットイン。そして木村にCARGUY ROGER DUBUIS Huracan GT3のシートを託すこととなった。

スーパーカーレース第2戦 ポルシェ911 GT3
スーパーカーレース第2戦 ポルシェ911 GT3

 一方、早めに入ってきたのが、4番手を走行していたTaiwan Top Speed Racing Huracan GT3で、オープン直後にチェンがチョウと交代。15周目にはKSD RACING SLS GT3が佐藤に、しんがりとなったCARGUY RUF Huracan STは17周目に小山と交代した。

 その結果、トップに小山がつけて、2番手には佐藤。しかし、3番手で折り返したチョウがすぐ後ろにつけており、19周目には2番手に浮上。

 木村は4番手につけるも、交代直後のトップとの差は44秒あったが、ラップタイムの違いは7~8秒にも及んでいたため、逆転は時間の問題と思われた。ところが、21周目の1コーナーで小山はオーバーラン。

 またしてもCARGUY RUF Huracan STに、左リヤタイヤのバーストがあったためだ。健闘むなしく、2戦連続でリタイアを喫することとなる。

 これにより、Taiwan Top Speed Racing Huracan GT3のチョウがトップに立つとともに、差がすでに15秒ほどとなっていたCARGUY ROGER DUBUIS Huracan GT3の木村の逆転も、かなり現実味を帯びる……はずだった。

 なんと、その直後に黒旗が提示された。義務づけられたピットでの停止時間が、わずか3秒短かったため同秒数3秒のペナルティストップが命じられたからだ。

 22周目に木村は佐藤を抜き2番手に上がっていたが、やむを得ず23周目にピットに滑り込んでくる。その結果、3番手に退いたばかりか、トップとの差は1分以上も広がっており、逆転優勝の希望が断たれることとなった。

スーパーカーレース第2戦 表彰台
スーパーカーレース第2戦 表彰台

 さらに追い打ちをかけるかのように波乱の展開が、ラスト2周で起きた。左リヤタイヤのバーストが原因でKSD RACING SLS GT3がヘアピンでストップしたのだった。

 復帰はならなかったものの、規定周回を満たしていたことから3位という結果は残された。一方、1分を切るまでにCARGUY ROGER DUBUIS Huracan GT3には迫られたものの、難なく逃げ切りを果たし、CARGUY Taiwan Top Speed Racing Huracan GT3のチョウとチェンが優勝を飾った。

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