いよいよ4月21〜24日、鈴鹿サーキットで2016年の全日本F3選手権が開幕する。今シーズンはさらにレベルが高い戦いが予想されており、すべてのレースで激しい戦いが展開されそうだ。

●まわりは皆ライバル。未来へ向けて勝ち抜くのは誰だ。

 今シーズンの全日本F3は、開幕ラウンドの鈴鹿を皮切りに全8大会が予定されている。開幕鈴鹿のエントリーを見ると、全16台がエントリー。そのうち現行規定車は11台が参戦する。

 そのなかで、昨年からの継続フル参戦は山下健太(ZENT TOM’S F312)、石川京侍(TODA FIGHTEX)、山口大陸(タイロク・エクシード28号)の3人。近年多くのチャンピオンを輩出してきた名門トムスから、3年目のF3参戦となる、昨年2位の山下が今シーズンの中核となりそうだが、ふたり(開幕2戦は3人)の強力なドライバーを揃えるB-MAX Racing Team with NDDPが、山下に待ったをかけそうなのだ。チームは今季、GT500ドライバーの千代勝正と、ヨーロッパで高い評価を得てきたGTアカデミー出身のヤン・マーデンボローを起用。開幕2戦では、GT500ドライバーの佐々木大樹がこれに加わる。

 興味深いのは、B-MAX Racing Team with NDDPの使用エンジンだ。高星明誠とルーカス・オルドネスを起用していた昨年は、同じトヨタ・トムスTAZ31エンジンを使用していたが、今季は新たに、ヨーロッパで実績あるスピースチューンのフォルクスワーゲンA41エンジンを使用。オフテストの段階では、「トラブルもないし、フィーリングもコントローラブル(千代)」と、さすがの実力を披露している。

 山下は岡山や鈴鹿のテストで好タイムをマークし、「悪くないフィーリング」と開幕に向けて準備を整えている様子だが、2年目のF3で、間違いなく結果が求められるところ。当然、千代もひさびさのF3フル参戦で結果が求められ、スポット参戦とは言え佐々木もこれは同様だ。マーデンボローも、日本の地で大暴れしてニッサン/ニスモ首脳陣にアピールしておきたいはず。ルーキーではない“結果”が求められるドライバーたちにとっては、全員がライバルだ。彼らの戦いに期待せずにはいられないだろう。

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