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国内レース他 ニュース

投稿日: 2016.04.19 22:50
更新日: 2016.04.20 10:35

粒ぞろいのドライバーが次代への覇権を争う。今年の全日本F3は大注目!

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国内レース他 | 粒ぞろいのドライバーが次代への覇権を争う。今年の全日本F3は大注目!

●期待の若手が続々登場。“セナ”の名をもつ高校生ドライバーも

 一方、今シーズンは選り抜きのルーキーたちがF3を盛り上げてくれそう。昨年からスタートしたFIA-F4では、次代を担うドライバーたちの素晴らしい戦いが展開されたが、そのランキングトップ3を獲得したドライバーたちがF3に揃い踏みする。初代FIA-F4王者の坪井翔(ZENT TOM’S F314)、坪井と骨肉のタイトル争いを展開し、最終戦もてぎでは大バトルも展開した牧野任祐(TODA FIGHTEX)、高い安定感でポイントを獲得し続けた大津弘樹(HFDP RACING F312)の3人が、そろってF3に昇格してきた。

 いずれもトヨタ、ホンダの期待を担うドライバーたちだが、当然牧野は坪井に“リベンジ”を狙っているはずで、大津もそれは同様だろう。また、坪井はF4王者、そしてF3王者をステップに、さらに上を狙っているはず。いずれのドライバーたちも体力面等はこれまでのテストでもまったく問題がなさそうで、坪井、牧野はテストでも上位に食い込むタイムをマークしている。それぞれのドライバーたちと組む山下、石川京侍にとっても、“ルーキー”には負けられない。FIA-F4上がりのライバル同士、そしてチームメイト同士の戦いにも目が離せない。

 また、これまで松下信治、福住仁嶺をヨーロッパに送り出してきたHFDP RACINGからは、新たに非常に注目が集まるドライバーが参戦する。ホンダも大いに期待をかける阪口晴南(HFDP RACING F312)だ。親子3代で故アイルトン・セナのファンという家に生まれた阪口は、幼少期からカートのチャンピオンを数多く獲得してきており、昨年限定AライでFIA-F4にデビュー。なんとまだ弱冠16歳の高校生だ。今季は限定AライでF3とFIA-F4に参戦。カートとは異なるレースでの駆け引きを身につければ、松下や福住に続く道も開けてくるはず。ただ、HFDPは大津、阪口ともルーキーだけに、ときには協力し合ってチームのセットを進める必要もあるだろう。
 2年目以上の参戦となるドライバーたちに対して、将来を期待されるルーキーたちがどう“かみついて”くるのか。今季のF3はそんな構図も見え隠れする。


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