トップ争いは5周目には大津、高星、パロウの戦いとなっていくが、8周目の1コーナーで高星がアウトから大津をパス。一気に高星との差が開いてしまった大津は、10周目のシケインでパロウにもインを突かれ、3番手となってしまった。
高星は17周のレース終盤に向け一気にスパートをかけると、最後はパロウに5秒差をつけ鈴鹿ラウンドを制圧。ファステストラップもマークし、2戦連続のフルポイントを獲得してみせた。2位はパロウ、3位は大津という結果に。大津は開幕ラウンドの岡山で表彰台を得ながらもペナルティにより失ってしまっていたため、今回が“初”の表彰台となった。4位は坪井だったが、レース後ペナルティが課され、阪口が4位、片山が5位に。三浦愛(EXEDY B-Max F317)が6位となった。
F3-Nは、予選の戦略がうまくはまらず6番手スタートとなってしまった霜野誠友(CMS AVANTECH F306)が1周目から追い上げを披露。4周目には体調不良のなかでのレースとなってしまったDRAGON(B-Max Racing F306)をもかわしF3-Nのトップに立つと、そのままフィニッシュ。今季3勝目を飾った。2位はDRAGON、3位は植田正幸(Rn 山下製作所 F308)となった。
開幕ラウンドの岡山、そして鈴鹿と好成績を残しF3-Nをリードする霜野だが、このレースを最後にしばらく参戦を“お休み”することになっている。



