Nissoku Porsche 991 GT3 Cupの小川勝人/影山正美/富田竜一郎組の孤軍奮闘となったST-1クラスは、スタートを担当した影山の走行中に電気系トラブルが発生するも、とっさの機転でリセットをかけて解消。その後は3人のドライバーとも危なげのない走りを見せた。

 ST-TCRクラスは、またもModulo CIVIC TCRの1-2フィニッシュに。今度は97号車の伊藤真一/海老澤紳一/中野信治組が優勝、SCラン中の追い越しによるドライビングスルーペナルティを課せられてなお、逃げ切りを果たしていた。

97号車Modulo CIVIC TCRの伊藤真一/海老澤紳一/中野信治組
97号車Modulo CIVIC TCRの伊藤真一/海老澤紳一/中野信治組

「四輪ではもちろん久しぶりの優勝ですが、二輪でも最近勝てていないので、本当に嬉しいです」と伊藤。

 予選トップだったLIQUI MOLY RS3 LMSの田ケ原章蔵/白坂拓也/竹田直人組はフェンダーの破損で修復を強いられ、またBRP Audi Mie RS3 LMSの奧村浩一/秋本圭/柴田優作組は、終盤に予定外のタイヤ交換があり、ともに無念の涙を飲むこととなった。

ST-1のNissoku Porsche 991 GT3 CupとST-3クラスを制した岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34
ST-1のNissoku Porsche 991 GT3 CupとST-3クラスを制した岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34

 ST-3クラスは岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34の長島正明/田中徹/田中哲也組が、チャンピオンを獲得した2015年の第4戦オートポリス以来の優勝を果たす。

「Zでは、ここしか勝負権がないも同然だったので、勝ちにきていたから久々に勝てて本当に良かったです」と田中哲也。

 予選ではトップだったDENSO Le Beausset RC350の嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太組は、電気系のトラブルでいったん5番手まで後退するも、完璧なリカバリーで2位に返り咲いていた。3位はSKT team motoyama Z34の本山哲/松原怜史/安田裕信組が獲得、まずは目標としていた表彰台獲得を、2戦目で早くも果たすこととなった。

勝利を喜ぶDAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学/後藤比東至組
勝利を喜ぶDAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学/後藤比東至組

 そしてST-2クラスはライバルの多くにトラブルが発生するサバイバルゲームの様相を呈す。そんななか、最後まで無傷で走りきったDAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学/後藤比東至組が、昨年の富士以来の優勝を飾った。

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