■コメント
19号車:アカシュ・ゴウダ
「2週間前にインドから初来日して3日間のテスト走行をしたことによって、昨年まで乗っていたのとは異なるマシンとタイヤ、そして初めてのコースを習得して臨んだ開幕ラウンドでした」
「しかしながら、自分のドライビング面での課題はまだまだ数多くあり、チームスタッフからの貴重なアドバイスを活用しながら、セッションごとにひとつずつ向上させていくことになりました」
「予選ではウェット用タイヤのパフォーマンスがロットによって大きく異なることに戸惑いました。幸いにも第1戦はドライ用タイヤでのスタートとなり、それまで進めてきたセッティングの方向性が正しかったことも証明され、マシンバランスもほぼ100パーセントの仕上がりになったことが確認できました」
「残念ながら、第2戦はウェット用タイヤでのスタートになってしまいましたが、テスト段階で収集し続けてきたデータに基づいて、スタートから一気に上位へとプッシュするつもりでした。スタートはうまくダッシュできたのですが、その後に刻々と良くなっていく路面コンディションに対して、ライン取りも含めた自分のドライング対応テンポが遅すぎ、ラップタイムを向上させられませんでした」
「ファイナルラップでようやく、変化した路面へ対応したドライビングで自己ベストのラップタイムを1秒アップできましたが、時すでに遅しで順位に反映させられませんでした。今後、この対応力を迅速に発揮できるようにしていくことが大きな課題となります。また、走行開始からラップタイムを向上させていくのに多くの周回数を費やしている点も大きな反省点のひとつです」
「今回の岡山でのデビュー戦は自分で考えていた以上に厳しい結果に終わりましたが、成績を向上させるために何が必要とされているのかが、明確になったことは非常に大きな収穫でした。次戦以降も毎レースが初めて走るコースでのチャレンジを強いられますが、母国インドで僕の日本での挑戦を応援してくださっている皆様のためにも、気持ちを集中させて挑んでいくつもりです」
63号車:金澤力也
「岡山国際サーキットでのレース参戦が今回初のため、コースを習熟するために事前テストを行ない、レースウィークに臨みました。レースウィークの最後のテストセッションでは、ドライ用タイヤで11番手タイムをマークでき、翌日の予選へ向けて大きな手ごたえを感じました」
「残念ながら予選はウェット路面となり、ウェット用タイヤのマッチング、さらにいざこれからアタックのタイミングで電気系統のトラブルにより、コース上でストップしてしまったのは、とても残念でした」
「チームスタッフの懸命な作業によって、予選でのマシントラブル箇所は完全に修復されて決勝レースに挑めました。第1戦はドライ用タイヤでのスタートとなり、それまでのテストセッションで煮詰めてきたセッティングによってレース中のベストタイムのコンマ7秒差まで詰められ、ポジションも18位まアップしてゴールできました。まだまだ課題はあるものの、自信に繋がるペースアップになりました」
「第2戦は前日に引き続きドライでのレースを期待していたのですが、あいにくのウェット路面となりました。ドライ用タイヤでギャンブルに出ることも考えてはみたのですが、グリッドへつくまでにコンディションが良くならず、予選でパフォーマンスの良かったほうのセットの新品タイヤでスタートすることにしました」
「1周目で4台を抜いて20番手へ、そしてセーフティカーが入りました。そのレース再開時に前方車両との距離を取り過ぎてしまったことで、ポジションキープで周回を重ねることになりました」
「その後、3台がコースオフしたことで17位までポジションがあがってチェッカーを受けました。路面コンディションが良くなっていくなかでの自分のドライビング対応、そしてセイフティカーあけの再スタート時の対応に課題を残す内容でした」
「次戦、富士スピードウェイはハイスピードコースでのセッティングをしっかりと煮詰めて上位進出を狙っていきます」
