ポルシェカレラカップジャパン 2025 第7戦Mobil 1 Challenge(富士)決勝
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2025シリーズ第7戦Mobil 1 Challengeの決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2025年7月20日(日)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:28度 路面:36度(セッション開始時)
PCCJ第7戦Mobil 1 Challengeのグリッドは、19日(土)午前中に行われた予選のセカンドベストタイムで決定した。ポールポジションは、オーバーオール(総合)が#7 卜部和久、プロアマクラスが#66 BANKCY、アマクラスが#27 Jesse Swinimerと、第6戦でポール・トゥ・ウインを飾った3人が獲得している。
20日も青空が広がる富士スピードウェイの気温は、第7戦Mobil 1 Challengeの決勝フォーメーションラップが開始される朝9時の時点で気温28度、路面温度は36度となっていた。グリッドにカップカーがふたたび整列し、シグナルレッドがブラックアウトとなりレースはスタート。ポールポジションの#7 卜部が第7戦も好スタートを切り、#99 渡会太一と#60 伊東黎明は1コーナーに並んで飛び込む激しい2番手争いが展開する。ここで2番手をキープした#99 渡会はトップの#7 卜部を追いかけ、3番手の#60 伊東の背後には#78 木村偉織が迫っていく。
#7 卜部と#99 渡会は約0.5秒差で周回を重ねていき、7周目の1コーナーではその差を一挙に詰めた#99 渡会が仕掛けるも抜けずに終わる。2台によるテール・トゥ・ノーズの争いは、そのまま最終ラップまで続けられ、最後のチャンスと#99 渡会が#7 卜部に仕掛けて前に出てトップチェッカーを受ける。しかしゴール後、#99 渡会のオーバーテイクに対して30秒加算というペナルティが科され、#7 卜部が今シーズン3勝目となる優勝を飾った。
「今日もスタートをうまく決められ、その後のペースも悪くなかったと思います。この調子で次の大会も頑張って、チャンピオン獲得を目指します」と、現在ランキングトップの#7 卜部は語る。
一方、3番手争いを繰り広げていた#60 伊東と#78 木村は、9周目、10周目に抜きつ抜かれつの好バトルを展開し、最終的に#78 木村が3位でゴール。#99 渡会のペナルティにより2位となった#78 木村は、「トップ2台に引き離されてしまったので、まだレースペースが足りていないと思います」と振り返る。3位の#60 伊東は「マシンのセットアップを変更して、昨日よりは戦えたと思いますが……。木村選手に今日も前に行かれてしまいました」と悔しがる。これでオーバーオールランキングトップの#7 卜部が149点、2位の#78 木村が141点と、ふたりの差は8点となった。
プロアマクラスは、今シーズン5回目となるクラスポールポジションからスタートした#66 BANKCYが、今回もプロクラスを追いかける速さを見せて優勝。「今日はレース中にプロクラスのドライバーとバトルをすることもできました。次のレースもこの調子で連勝を飾れるように頑張ります」と、力強く語ってくれた。2位は#10 MOTOKI、3位は#77 浜崎大という結果であった。
アマクラスは、第6戦で優勝を飾った#27 Jesse Swinimerがスタートでミスを犯し出遅れてしまう。一方、クラス2番手からスタートした#16 Hiroが好スタートを決め、プロアマクラスの上位争いにも加わる好走を見せる。結果、#16 Hiroが今シーズン5勝目となるクラス優勝を飾り、「昨日のリベンジを果たして、優勝できて良かったです」と喜びを語る。2位は#27 Jesse Swinimer、3位は#17 IKEDAとなった。
次回のPCCJ第8・9戦は、8月9日(土)、10日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)での開催を予定する。今シーズンのPCCJは、この大会を含めて残り2大会4レースとなり、新たな勝者が誕生するのか、ランキング上位者がライバルを引き離すのか、注目される。



