レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.08.04 18:07

ThreeBond Racing 2017全日本F3選手権 第7大会 ツインリンクもてぎ レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | ThreeBond Racing 2017全日本F3選手権 第7大会 ツインリンクもてぎ レースレポート

第14戦 決勝

 土曜日午後3時50分に第14戦の決勝レースがスタートした。コンディションは曇天でドライコンディションのまま。スタート合図とともにパロウは3番手のスターティンググリッドでクラッチをミートした。ところがそこでエンジンがストール、グリッド上に立ち往生してしまった。

 再スタートを試みるが、そこへ後方から加速してきた選手が避けきれずに追突、右リヤサスペンションが壊れてしまった。その後再スタートしたが走行続行は不可能な状況で、ピットロード出口付近までスロー走行し、コースサイドにマシンを止めレースを終えた。

 レース後、チームは破損箇所を修復するとともに、エンジンストールの原因を探るためにクラッチ周りをチェック、パロウともクラッチの使い方を改めて確認しあい、今後のレースに備えた。

 一方今大会の規則により、第14戦スタート直後にリタイアを喫したパロウは、第16戦でスターティンググリッド最後尾の19番手からスタートすることになった。

第15戦 決勝

 第15戦決勝レースは日曜日午前10時25分から始まった。土曜日の段階で日曜日は雨模様となることが予報されていたが、雨は夜半には止み、レースが始まる頃にはコース上はほとんどドライ。チームは公式予選で使った1セット目のタイヤをマシンに装着、パロウをコースへ送り出した。

 2番手グリッドからスタートしたパロウは、スタート合図の瞬間、ストールさせないよう慎重にクラッチミートを行う。その結果わずかに加速が鈍り、後方の高星選手に並ばれ、第1コーナーで先行を許した。背後には#2大津弘樹選手も迫ったが、3番手のポジションを守りレースを始めた。

 実は前日、マシン修復の過程でチームはギヤレシオに変更を加えていたが、必ずしもドライバーの感覚には噛み合わず、グリップ感不足に悩み、自分のドライビングができずにいた。

「パロウは夏場、ミュー(摩擦係数)の高い日本のサーキットを日本のタイヤで走ることに慣れていません。車のバランスは悪くないのにヨーロッパ製タイヤとの特性の違いにより、グリップ感不足を感じ取ってしまうんです。加えて、もてぎを初めて走ると言うことも影響していると思います」と伊与木は状況を説明する。

 その結果、パロウはトップを走る坪井選手とほぼ同じペースで走りながら追いつくことはできないまま前を走る高星選手、後を走る大津選手と間隔を開けて単独走行となり、そのまま14周を走りきって3位に入賞を果たし表彰台に上がった。


関連のニュース