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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.08.04 18:07

ThreeBond Racing 2017全日本F3選手権 第7大会 ツインリンクもてぎ レースレポート

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国内レース他 | ThreeBond Racing 2017全日本F3選手権 第7大会 ツインリンクもてぎ レースレポート

第16戦 決勝

 第16戦の決勝は20周の長丁場となるため、チームはニュータイヤ1セットを温存していた。ただしスタート位置は最後尾である。伊与木は「nothing to lose」とパロウに伝えグリッドへ送り出した。

 チームはグリッド上で前後ウイングを1段階寝かせ、最高速重視のセッティングに切り替えた。「Nクラスのマシンをたくさん抜かなければいけないし、もたついていたら前のクルマが逃げてしまうので決断した。

 でもその分コーナリングは厳しくなるし、レース後半はリヤタイヤがルーズになるリスクもあった」と伊与木はその狙いを語る。

 日曜日午後3時55分、第16戦決勝レースがスタートした。19番手グリッドからパロウは猛然とダッシュ。前方に並んだNクラスのマシンを7台抜き、1周目12番手、2周目9番手、3周目8番手と順位を上げた。しかしここからは同クラスが相手となる。

 パロウは8周目にようやく1台を抜いて7番手に進出し、前を走る#7阪口晴南選手との間隔は2.4秒。阪口選手をパスしなければ選手権ポイントを獲得することはできない。パロウは周回毎にその間隔を縮め、12周目にはコンマ5秒まで接近した。

 しかし、ただでさえ前のマシンに接近すればダウンフォースが抜けて操縦安定性が低下するうえに、最高速を重視してダウンフォースを減らした影響でリヤタイヤは消耗が進みバランスも崩れ始めていた。最終ラップまで阪口選手を攻めたが届かず、結局7位で20周のレースをフィニッシュした。

 この週末、パロウは第16戦で3位入賞ポイントの5点を獲得し通算ポイントを87点としたがランキングではトップの高星選手と44点差、2番手の坪井選手と13点差の3番手へ後退した。またThreeBond Racing with DRAGO CORSEはチームポイントランキングで2番手と26点差の3番手を守った。

ドライバーコメント

アレックス・パロウ

 ツインリンクもてぎは初めて走るサーキットでした。走り出しから、タイムはそれなりに出るのにどこかグリップ感が得られず、なかなかマシンをベストなバランスに持って行けませんでした。

 予選では途中セッティングの変更はしなかったのですが、2セット目でタイムが出ました。でも第14戦の決勝レースではエンジンをストールさせてしまいました。完全に自分のミスです。レースを台無しにしてしまい、皆さんに大変な迷惑をかけて自分にがっかりしました。

 第15戦では絶対にストールさせないように慎重にスタートしました。その結果ひとつ順位を落としてしまいました。その後のレースではマシンのバランスがあまり良くなくて、あれ以上自分ができることはありませんでした。第16戦では、最後リヤタイヤがルーズになってしまい、どうしても前のクルマをオーバーテイクできずにポイントが取れなかったのが残念です。

アレックス・パロウ(ThreeBond Racing)


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