全日本F3選手権第4戦は5月15日、富士スピードウェイで21周の決勝レースが行われ、前日の第3戦でも優勝を飾った佐々木大樹(B-MAX NDDP F3)が連勝を飾った。
晴天に恵まれた富士スピードウェイで、午前10時55分にフォーメーションラップのスタートが切られた全日本F3の第4戦。前日ウイナーの佐々木がスタートを決めるも、それよりも素晴らしい蹴り出しをみせたのは、2番手スタートのヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)。1コーナーで佐々木のインを突き、トップに浮上する。
しかし、2周目のコカコーラ・コーナーでマーデンボローはコースアウト。すぐにコースに戻るものの、佐々木、さらにその背後につけていた山下健太(ZENT TOM’S F312)にもかわされ3番手に。その背後には坪井翔(ZENT TOM’S F314)、千代勝正(B-MAX NDDP F3)と続き、序盤はB-MAX Racing Team with NDDPとTEAM TOM’Sの5台による僅差の接戦となった。
そのなかで、佐々木は山下とのマージンをコントロールしながら首位をキープ。一方、3周目に坪井をかわした千代と、3番手マーデンボローのバトルが激しくなっていく。14周目には一度は千代が前に出るものの、マーデンボローがやり返すなどサイド・バイ・サイドのバトルが展開されていった。