第7戦決勝レースは、ほんのわずかに小雨が舞うなかでの戦いとなった。ウエット宣言は出されたものの、もちろん全車ドライタイヤを装着することに。フォーメーションラップを終えてグリッドに着いた阪口の様子がおかしい。クラッチにトラブルを抱えたマシンはピットに戻され、そのままリタイアとなった。その際にスタートディレイとなったこともあり、1周減算の14周での戦いに。

 改めて切られたスタートは、大湯が鋭いダッシュを見せたが、小高をかわすまでには至らず。このふたりによるバトルが最後まで激しく繰り広げられるが、最後まで順位が入れ替わることはなかった。やや遅れて宮田が3位でゴールし、最終ラップに高橋が激しく迫るも、何とか振り切った石坂が4位に。

2016FIA-F4選手権SUGOラウンド 
2016FIA-F4選手権SUGOラウンド 

 その後方の6番手争いも激しく、川端伸太朗(SUCCEED SPORTS F110)がリーダーとなって5台が連なり合った。しかし、11周目のSPコーナーインで川端は突然姿勢を乱してクラッシュ。これで平木湧也(DENSOルボーセFTRS)が前に出て、チームメイト川合孝汰(DENSOルボーセF4)の猛攻を最後までしのぎ抜いた。

「昨年、坪井(翔)選手が打ち立てた6連勝が当面の目標なので、まずは半分まで来ました」と3連勝を喜んでいたはずの小高ながら、正式結果がなかなか出ない。あたりも暗くなった頃に出された正式結果には、宮田ともども失格の文字が……。フロントウイングのステー加工が原因だ。

 これにより、繰り上がって初優勝は大湯で、2位となった石坂はランキングのトップに。そして高橋が3位を獲得することとなった。「初優勝でも、繰り上がりでは複雑な心境ですね。何かが足りずトップでチェッカーは受けられなかったけれど、(小高に)着いていけたことで、実質的なスピードでは負けていなかったので、それを自信に次こそは」と大湯。

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