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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.04.11 11:51

FIA-F4:Le Beausset Motorsports 2018年第1戦/第2戦岡山 レースレポート

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国内レース他 | FIA-F4:Le Beausset Motorsports 2018年第1戦/第2戦岡山 レースレポート

4月7日(土)
天候/曇り コース状況/ドライ

 川合は好スタートを切って、早くも数台を捕らえながら1コーナーに飛び込んでいき、前方の混乱を避けながらアトウッド、ヘアピンで1台ずつ攻略し18番手、小倉はスタート時の回転不足で出遅れ、15番手で1周目をクリアする。

 その後も川合の勢いは止まらない。前を行く車両を次々と捕らえ、9周目にはファステストラップを記録するとともに、11周目にはペナルティを受けた車両の後退で11番手に浮上すると、その翌周には待望の入賞圏へと突入する。さらに13周目のヘアピンではまとめて2台をかわし、13台抜きの8位でのフィニッシュに成功した。

 一方、小倉は2周目のヘアピンで接触があり、フロントウイングの翼端板を損傷、そのことによる空力の乱れはほとんどなく、その後もポジションアップを狙うが、抜ききれず、小倉のFIA-F4デビュー戦は、入賞まであと一歩の13位に終わる。

決勝 第2戦

4月8日(日)
天候/曇り コース状況/ドライ

 第1戦で13台抜きを果たしていた川合は、またもスタートを決めるとともに、その後も随所でオーバーテイクを果たし、1周目のうちに15番手にまで浮上する。一方、小倉も2ポジションアップに成功、揃って上々の滑り出しを見せる。

 その先も川合の勢いは止まらず、7周目には小倉をかわした勢いで、続いて8番手を争う集団にも追いつき、今度はチャンス到来を待つことに。10周目には10番手に浮上し、その後も12周目まで1周1台ずつ抜いて8番手にまで駆け上がる。

 さらにもう1台をかわそうとしたものの、最後はコンマ3秒及ばず。しかし、予選の苦境からはい上がって、2戦連続の入賞を果たすとともに、貴重なポイントの獲得に成功した。

 小倉は昨年まで戦っていたスーパーFJとは異なり、前のクルマに近づきすぎるとダウンフォースが抜けて、姿勢が不安定になってしまいがちなFIA-F4の洗礼を受けていた。バトルを繰り広げつつ逆転の機会を待つも、14位でのフィニッシュとなったが、スーパーFJとは台数も周回数も多い戦いの中で初戦を走り切った。

 しかし、今回明らかになったのは、川合が重ねてきた経験なりの、小倉はルーキーなりの、それぞれ確実な速さを備えていることだ。5月3~4日、富士スピードウェイで行われる第2大会では、その速さにより一層の磨きをかけて、さらなる高みを望むことが期待される。

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