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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.25 12:22

ブリヂストン 2018年86/BRZ Race第5戦富士 レースレポート

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国内レース他 | ブリヂストン 2018年86/BRZ Race第5戦富士 レースレポート

2018 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第5戦プロフェッショナルシリーズ

マシントラブルもリカバーし佐々木雅弘が2連勝を飾る

開催場所:富士スピードウェイ
開催日:2018年07月21日(土)~2018年07月22日(日)

 全9戦で行われる今シーズンのTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。今回の富士スピードウェイは、その折り返し点となる第5戦。シーズン後半戦への可能性を残すためにも、良いリザルトを手にしたいところだ。
 
 高い路面温度となることが予想され、単にタイヤの性能だけでなく、その性能を維持して上手く生かすことができるか、ドライバーのスキルが問われる。
 
 エントリーは40台だが、その大半をブリヂストン装着勢が占めており、それだけにシビアな戦いが展開されることは間違いなかった。

●予選

 予選開始直後、すぐさまタイムアタックに入ったベテラン#60服部尚貴選手(DL)が2分5秒177をマーク。しかし予選が進んでいくなかで、他の選手たちはそのタイムに届かない。2位以下には、この週末に調子を上げてきた#97小河諒選手(ブリヂストン)、好調な大阪トヨタチームの#90阪口良平選手(ブリヂストン)と#32市森友明選手(ブリヂストン)が続く。
 
 しかし予選終盤、満を持して#82谷口信輝選手(ブリヂストン)がコースイン。しかし小河諒選手には届かず3位。だが、その谷口信輝選手のスリップストリームを上手く使った#34佐々木雅弘選手(ブリヂストン)が服部尚貴選手との差わずか1000分の7秒の2位へと割り込んだ。
 
 ブリヂストン装着勢は、ポールポジションこそ逃したものの、2位から14位までを占め、安定した高性能を発揮してみせた。

●決勝レース

 お昼の60度を超える路面温度のなかで行われたクラブマンシリーズの決勝Aレースよりも4時間遅く、プロフェッショナルシリーズの決勝レースでは路面温度も50度まで下がっていた。ファイナルラップまでタイヤの性能を維持することがドライバーに求められた。
 
 2番手からスタートした佐々木雅弘選手にチャンスは早く訪れ、2周目のダンロップコーナーでトップに立ち、そのままリードを拡げていった。強い時の佐々木雅弘選手らしいレース展開に見えた。
 
 その後方では神奈川トヨタチームの#1近藤翼選手(ブリヂストン)と小河諒選手、そして谷口信輝選手の3台が熾烈な3位争いを展開。そのため、トップ2台との距離は少しずつ開いてしまう。
 
 様相が大きく変わったのは7周目、佐々木雅弘選手はミッショントラブルから0.6秒以上のマージンを失い、服部尚貴選手にピタリと背後に着かれてしまう。そこからテール・トゥ・ノーズ、時としてサイド・バイ・サイドの超接近戦が、ファイナルラップまで続いた。明らかにペースで上回る服部尚貴選手だが、それを巧みなブロックで佐々木雅弘選手が抑え続ける。
 
 その激しい攻防は、そのままの順位でチェッカーフラッグを受け、終了となった。佐々木雅弘選手は、前戦岡山国際サーキットに続く2連勝となり、シリーズポイントでもトップに2ポイント差まで迫る2位となった。
 
 3位には今シーズン初表彰台となった近藤翼選手、チームメイトの小河諒選手が4位。谷口信輝選手は5位となるなど、ブリヂストン装着勢はトップ10に9台という結果となった。

●コメント
プロフェッショナルシリーズ決勝で、前戦に続き2連勝を果たした#34佐々木雅弘選手(ブリヂストン)のコメント

「いやぁ、厳しいレースでした。2周目の早いタイミングでトップに立つことができて、リードも広げられたのですが、7周目から2速から3速にシフトアップする時にニュートラルに入ってしまうトラブルが出てペースが悪くなってしまいました」

「最後の2周はピタリと後ろに付けられてしまったんですが、何とか抑えて優勝することができました。タイヤ自体は最後まで応えてくれていたので、トラブルが出ても抑えられたんだと思います」


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