【第10戦 大クラッシュで幕をあける】
Rd.10:予選:ピットスタート/決勝:11位
前戦に続いてピットスタートの#19片山はピットロード出口に車を止めレーススタートを待つ、シグナルが代わるとポールポジションの#18上村がストール、スタートで、全車フルスロットルで加速するなか、前車のブラインドから突如停止している#18上村の車が現れ、#23滝澤知幸が追突、はじき出された#18上村に#51春山次男が追突し多重クラッシュとなり赤旗中断と波乱の幕開けとなった。
3名のドライバーに大きな怪我はなくレース再開がアナウンス。#19片山はグリッド最後方16位から再スタートすることに。レースは15周、もしくは30分のどちらか早い方で争われる為、ペースカー先導で再開されたレースは残り時間9分での戦いとなった。
トップは#78近藤、1コーナーで#20鈴木を#7星野が交わし2位に浮上、#19片山は一つポジションをあげて15位で再スタート1周目を終えた。勢いに乗る#19片山は2周目に一気に3台を交わして12位に浮上、30分レースとなったファイナルラップにさらに1台を交わして11位に上がるも3周のレースはあまりにも短く5ポイント獲得に留まった。
レースは荒れたレースを冷静に乗り切った#78近藤が5勝目を挙げ、ポイントランキング2位の#18上村のリタイヤによりシリーズチャンピオンへ大きく前進した。
【片山義章コメント】
「スタートで大きなクラッシュがあって、まずは何より絡んだ3名のドライバーに大きな怪我が無かったとのことで安心しました」
「仕切り直しのレースはセーフティカースタートだったんですけど、1コーナーでいきなりイエローフラッグで追い抜きができず、2周目もイエローフラッグが振られていて追い抜きができないという展開で思うように順位が上げられない状態でした。3周目で11位まで上がりましたがチェッカーとなってしまいました。今週末は車も自分も調子よくて速かったので予選の失敗が悔やまれます」
【次戦鈴鹿に向けて】
初参戦したPCCJも次戦鈴鹿が最終戦となります。開幕戦の優勝から始まった挑戦でしたが、最終戦はF1との併催ということで、このような素晴らしい環境のなかでレースをさせていただくのも応援していただいているスポンサー、ファンの皆様のおかげなので感謝の気持ちを優勝という形で締めくくりたいと思います。
