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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.04 10:44

三浦愛 2018全日本F3選手権第7ラウンドSUGO レースレポート

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国内レース他 | 三浦愛 2018全日本F3選手権第7ラウンドSUGO レースレポート

2018年9月30日(日)雨
全日本F3選手権第17戦
スポーツランドSUGO/ 3.704256km
参加台数15台

#3 三浦愛 決勝結果9位/30分57秒913

 今回も台風の接近により、スケジュール変更を余儀なくされた。夕方から東北地方は荒れ模様となることが予想されるため開始時間が早められ、さらにレース周回数が減算に。第17戦決勝は当初の予定より20分前倒しとなる11時20分より、25周から20周に減算され行なわれた。
 
 前日夜に降り出した雨はこの時点ではやんでおりレース中に路面は乾くのではとの予想もあったが、結局全マシンがレインタイヤでスタート。雨はこの後逆に強くなり、オープニングラップからレースは荒れた展開となった。最後尾からレースに挑む三浦選手も、このコンディションであれば上位進出も可能だと考えていた。
 
 まずはスタートで数台をパスし、その後は慎重かつアグレッシブに攻めていこうと決めていた。ところがスタート直後の2コーナーで早くもアクシデント。前方の2台が接触し行き場がなくなった三浦選手はコースアウトを余儀なくされ、ここで大きなタイムロスを喫してしまう。
 
 その前方でもアクシデントが発生していたため順位そのものは一気に9位へとジャンプアップを果たせたものの、何事もなくオープニングラップを乗り切った上位8台にこの時点で大差をつけられてしまい、これ以上の順位浮上は望み薄となってしまった。雨はレース終盤になるとさらに激しくなり引き続きアクシデントも発生したが上位8台に変動はなく、最後まで攻め続けたものの三浦選手は9位のままでチェッカーを受けることになった。

■三浦愛選手コメント

「自分自身のスタートはうまくいったのですが、その先の2コーナーで接触したマシンに完全に行き場をふさがれ、あの場面ではコース外に逃げるしかありませんでした。その後も路面状況は厳しく、コースアウトこそ避けられものの自分も何度か危なかった場面がありました」

「そのせいで後半はやや、安全に行き過ぎたかも知れません。でも今日のコンディションでは、その方が順位を上げられる可能性はあったと思います。午後の第9戦も荒れると思うので、ミスをしない範囲の中で自分自身のベストの走りをして、少しでも順位を上げていければと思います」

2018年9月30日(日)雨
全日本F3選手権第9戦
スポーツランドSUGO/ 3.704256km
参加台数15台

#3 三浦愛 決勝結果12位/23分26秒354

 雨の状況は午後も変わらず、レインコンディションのまま午後15時05分、15周に周回数が減算された第9戦決勝がスタートした。13番グリッドの三浦選手は前1台が前戦のクラッシュからマシンが修復できず出走を取りやめたため、12番手からスタートすることになった。
 
 得意のスタートは今回無難なできに留まり逆に1台にかわされることになったが、その後ストップしたマシンが1台出たことで、オープニングラップは12位のまま通過することに。だがSUGOでさらに今日のコンディションとなると、その後の順位浮上は難しいと思われた。
 
 三浦選手のペースはこのポジションは周りより若干速く、周回数が短くなったことで早めに攻めようという意識はあったはずだが、やはり突破口は開けず1秒差内に位置しプレッシャーをかけ続けてミスを誘うよりほかに手立てはなかった。ところが小さなミスはあってもなかなかそこに踏み込めず、そのままレースは終盤へ。
 
 そして迎えた最終ラップ。ここでひとつ順位を上げるチャンスが巡ってくる。最終コーナーで前のマシンがやや失速。これに反応した三浦選手はアウト側にコースをとるとフル加速、勝負はコントロールラインまでもつれ込んだ。しかし加速力は勝っていたもののやや距離が足りず、わずかコンマ05秒差で11位浮上を逃すことに。結果的にスタートから順位は変わらないままレースを終えることになった。

■三浦愛選手コメント

「スタートは今回あまり良くなくて、その後も前で多少ミスがあったものの抜くまでには至りませんでした。唯一最後の場面はチャンスだったのですが、あと数メートルあったら、という感じでした。コンディションが良くなかったなか、SUGOは壁が近いこともあって今日は2戦ともに攻めきれなかった」

「もっとギリギリまで攻められていたら、展開を変えられたのかもしれません。またクルマももうひとつ合わせきれていなくて、すべてにおいて少しずつ足りなかったという感じでした。最終ラウンドの富士は今年一番走っているサーキットであり、エスケープゾーンも広いので、自信を持って攻めていきたいと思います。最後は入賞で終われるよう頑張ります」


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