「一か八か行ってみました。少々強引でしたけど。プリウスコーナーでミスっていたから、いったんは『やば!』って思ったんですけどね」と坪井は嬉しさをにじませる。
一方、敗れた中山は「最初のレースから(坪井は)速かった。スタートが決まったから逃げ切れたけど、2レース目はもうどうしようもなかったというか、ちょっとびっくりしました」と語る。3位は石浦で、2戦ともに表彰台に立つことに成功している。
CCS-Rクラスでは阪口が連勝。「IPSに近づいちゃって、最終ラップの1コーナーで水しぶきを浴びたせいでミスしてしまって。それで新田さんにまた近づかれました」と冷や汗ものの勝利だったことを明らかに。
なお、唯一土曜日のうちに行われ、ドライコンディションで争われたジェントルマンクラス第5戦では、DRAGON(B-MAXインタープロト)がポール・トゥ・ウィンを達成。日曜日の第6戦はウエットコンディションとなり、SCスタートで4周の先導の後、普通にバトルが行われたのは2周だけという波乱の展開に。
ラスト3周はSCランのままチェッカーが振られることになった。ここでもDRAGONが危なげない走りを見せて連勝を飾っている。