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国内レース他 ニュース

投稿日: 2019.07.23 12:56
更新日: 2019.07.23 12:57

山野哲也 全日本ジムカーナ第7戦 レースレポート

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国内レース他 | 山野哲也 全日本ジムカーナ第7戦 レースレポート

CATEGORY:JAF全日本ジムカーナ選手権第7戦
CLASS:PN2
DATE:2019/7/14
CIRCUIT:ハイランドパークみかわ
MACHINE:EXEDY 12D 124
DRIVER:山野哲也
AUDIENCE:3,000人

決勝:優勝

 2019年JAF全日本ジムカーナ選手権シリーズ第7戦がハイランドパークみかわジムカーナコースで開催された。開幕から1位、1位、2位、1位、1位、1位と今季絶好調の山野哲也は今回優勝すると全日本ジムカーナ選手権で111回目の優勝となる。さらには2019年度シリーズチャンピオンが確定し、山野自身19回目のタイトル制覇となる。山野哲也の走りに注目が集まる。

 12日金曜日。気温25℃、曇りのち晴れ。コースは低速中速コーナーが中心のレイアウト。チームはタイヤサイズと新しいダンパーを変更しながらテスト走行を実施。4ヒートを消化した山野124はヒート1のタイムで1位となった。

 13日土曜日。ヒート1、予報より早く雨となる。気温19℃。コース前半は円旋回中心の中速コーナーの連続、ゴール前に2つのパイロンターンというレイアウト。見通しの悪いコースにミスコースが続出する展開。好調、土手スイフトが中間タイムを31秒855で通過するが後半ミスコース。松本124は前半32秒273で通過するがパイロンペナルティ。その後もミスコース連発となる。スタートした山野124は中間を31秒064とトップで通過するが後半高速コーナーでパイロン不通過でミスコース。13台中8台がミスコース扱いとなる珍事となった。ヒート2、気温18℃。雨が強くなる。土手スイフトが中間31秒165で通過するもパイロンペナルティ。松本124が中間31秒279で通過し1分13秒135とトップに。最終ゼッケン山野124は水しぶきを高く上げながら中間を30秒731で通過し後半へ。パイロンセクションもしっかりキメて1分12秒374と唯一12秒台で1位となった。

 14日日曜日。ヒート1、朝から雨が降ったりやんだり。気温22℃。レイアウトは土曜日のコースがより複雑化しS字コーナーや狭い場所での270度ターンが増える。まずはいながわスイフトが1分20秒853とトップ。松本124も1分21秒315でいながわを追う。河本Zはスタート直後でパイロンペナルティ。山野124がスタート。失速気味に見えるスタートのあと、S字やコーナー部では抜群の速さを見せ始める。中間をトップで通過し後半のパイロンセクションへ。ギリギリのパイロンワークでゴールフィニッシュ。1分20秒221とトップタイムを叩き出した。ヒート2、霧が濃くなり、PN2クラス途中で一時中断となる。霧が薄くなり後半ゼッケンがスタート。上位陣はタイムダウンが続く。山野124も中間タイムを落とし後半へ。1分21秒829となるが、ヒート1の山野のタイムを超える者は誰もいなかった。この瞬間、人生111回目の全日本ジムカーナ選手権“優勝”と19回目の“シリーズチャンピオンタイトル”を確定した。

 ゴール後には数々のカメラマンと山野をサポートするブリヂストンの関係者、そしてチームクルーたちが124spiderを出迎えた。屋根をオープンにして走った山野は指で111ポーズをとり、支えるメンバーはチャンピオンボードを掲げた。どのような状況でもマシンのポテンシャルを100%引き出し、応援する者たちを魅了し続ける山野哲也。日本記録とともに令和元年最初の全日本チャンピオンという輝かしい金字塔を打ち立てた。

<山野哲也コメント>
「金曜日、土曜日と絶好調だったが、日曜日になりタイムが僅差となった。とはいえ、3年目のABARTH 124 spiderと今年発売となったPOTENZA RE-12D TYPE-A、そして速さを向上させるサスペンション、ブレーキ、デフ、オイル等、すべての部位のレベルが高かったことで、それらが機能し、優勝につながった。スポンサー企業に感謝するとともに応援してくれるファン、そして最高の仕事をしてくれるチームクルーひとりひとりに感謝している。これからも“運転がうまくなりたい”という初心を忘れず、全力投球していきたい。」

NEXT RACE:8/4 スポーツランドSUGO西コース

http://yamanomagic.com

山野哲也がドライブするEXEDY 12D 124
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2019年の全日本ジムカーナ第7戦を制し、通算勝利回数を111とした山野哲也
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自身19回目の全日本ジムカーナチャンピオンに輝いた山野哲也
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山野哲也は2019年の全日本ジムカーナ第7戦で通算111勝、19回目のタイトル獲得を遂げた
山野哲也は2019年の全日本ジムカーナ第7戦で通算111勝、19回目のタイトル獲得を遂げた

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