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ポルシェカレラカップジャパン2019 第9戦（富士）決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社長：ミヒャエル・キルシュ）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2019シリーズ第9戦の決勝を、富士スピードウェイ（静岡県）で2019年8月3日（土）に開催しました。
天候：晴れ 路面：ドライ 気温：30度 路面温度：36度（レーススタート時）
午前中に開催されたPCCJ第9戦の予選でポールポジションを獲得したのは、現在ランキングトップに立つPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 笹原右京。2番手はランキング2位の#31 上村優太、3番手はランキング3位の#60 小河諒とポイント順に上位3名がグリッドに並んだ。ジェントルマンクラスは、#98 IKARIが第7戦から3戦連続となるポールポジションを獲得し、2番手には#77 浜崎大が着けている。3番手の#25 内山清士は、予選後に3グリッド降格のペナルティが科されたため、#4 今田信宏が3番手グリッドからスタートする。
決勝は、スケジュールから5分遅れの16時40分にフォーメーションラップが開始され、全車が再びグリッドに整列してレッドシグナルがブラックアウトとなりレースはスタート。ポールポジションの#19 笹原が出遅れた隙をつき、2番手スタートの#31 上村が1コーナーでトップに立つ。順位を落とした#19 笹原は、テール・トゥ・ノーズで#31 上村を追いかけるとオープニングラップの最終コーナーで#31上村のオーバーテイクに成功し、トップでホームストレートに戻ると2番手以下を引き離しに掛かる。
#19 笹原は、その後2番手以下との差を徐々に広げていきポール・トゥ・ウインで今シーズン5勝目をマークするが、「今日はスタートでミスをしてエンジンストール気味になり出遅れ、上村選手に抜かれてしまいました。でも、先行を許したら引き離されてしまうと思い、必死で1周目に抜き返しましたが、反省する点が多いレースでした」と振り返る。
2番手争いは最終ラップまで、#31 上村と#60 小河の間で繰り広げられたが、最後まで#31 上村がポジションを守り切り2位でフィニッシュ。「スタートでトップに立ちましたが、予選でミスした際にタイヤを痛めていたので厳しいレース展開になってしまいました。明日こそは優勝を狙っていきます」と#31 上村が語れば、3位の#60 小河も「明日は2番手からのスタートなので、笹原選手の優勝、王者獲得を食い止めたいと思います」と、打倒#19 笹原に燃えている。
第9戦の結果、ランキングトップの#19 笹原は156点となり、2位の#31 上村が136点と20点差、3位の#60 小河が127点と29点差に。そのため明日の第10戦で#19 笹原が優勝すると、最終戦を残してチャンピオン獲得となる。
一方のジェントルマンクラスは、クラス4番手からスタートした#11 山口智英がスタートの混乱をうまくくぐり抜けて、開幕戦以来の優勝を飾る。「スタートの混乱に巻き込まれずトップに立ててラッキーでした」と#11 山口は喜ぶ。2位となった#25 内山は、「山口選手が速くて追いつくのは厳しかったです」と語る。3位には第3戦の優勝以来の表彰台獲得となった#32 永井秀貴が入った。
ジェントルマンクラスのチャンピオン争いは、#11 山口が140点でランキングトップ、#25 内山が120.5点で2位、#98 IKARIが120点で3位となっている。そのためジェントルマンクラスもオーバーオールと同様に、明日の第10戦で#11 山口が優勝すればチャンピオン確定となる。
第10戦決勝は、8月4日（日）9時15分にスタートを予定しており、15周もしくは30分間で競われる。スターティンググリッドは、ポールポジションが#19 笹原、2番手に#60 小河、3番手に#31 上村が続く。ジェントルマンクラスは、ポールポジションは#98 IKARI、2番手は#77 浜崎、3番手は#25 内山となっている。
