第7戦の決勝では、好スタートを決めて1コーナーにトップで飛び込んだ安田ながら、エンジンに不調をきたし、ダンロップコーナーで平手にかわされた後、ピットに戻ることに。オープニングの1周で稼いだほぼ1秒の貯金を、平手は大事に守り、背後で激しいバトルを繰り広げていたクインタレッリと佐々木を寄せつけずに優勝を飾る。中山はオープニングラップのうちに4番手に上がっていたが、それ以上の浮上は果たせず。

 続く第8戦は、第7戦の結果がそのままグリッドの順となるため、平手がポールで、中山は4番手。「バランスはあまり良くなかったですね」と語る中山ながら、せめて表彰台には立ちたいところ。が、スタートでのジャンプアップは果たせず、そればかりか2周目の1コーナーではトップの平手がオーバーランする好機も、あと一歩のところで浮上ならず。平手に代わってトップに立ったのはクインタレッリ。それでも佐々木と平手がピタリ食らいついて離れない。

 やがて、そのトップ争いに中山も加わるように。4周目のダンロップコーナーで、まずは平手を攻めるも、しっかりガードを固められてしまう。次の周の1コーナーではアウトから攻めるも、ここで接触が。その際に中山は足まわりを痛めてしまう。

インタープロト第7戦 決勝レース
インタープロト第7戦 決勝レース
インタープロト第7戦のポールポジションを獲得した安田裕信(RSS・インタープロト)
インタープロト第7戦のポールポジションを獲得した安田裕信(RSS・インタープロト)
インタープロト最終大会 平手晃平(TAO Racing)
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