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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.09.27 21:49

インタープロトシリーズ 2021年第3大会 レースレポート

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国内レース他 | インタープロトシリーズ 2021年第3大会 レースレポート

関口雄飛、野尻智紀がそれぞれ今季初Vを飾る

2021 インタープロトシリーズPOWERED BY KeePer 第3大会レポート

 2021 インタープロトシリーズ POWERED BY KeePer 第3大会が9月25日(土)〜26日(日)に富士スピードウェイで開催され、プロフェッショナルレースの第5戦は#55関口雄飛(人馬一体ドライビングアカデミー)が、第6戦は#7野尻智紀(J-Gear KI プロモート)がそれぞれ優勝を飾った。富士スピードウェイが東京オリンピック/パラリンピックの自転車競技会場となっていたこともあり、同地でのレース開催は約3カ月半ぶりとなった。

 25日(土)に行われた公式予選では、各車とも0.001秒を削り合う白熱したタイムアタック合戦が繰り広げられ、関口と#32坪井翔(NETZ NOVEL MIE)が、1分44秒984の同タイムを記録。先に計測していた関口が今シーズン初のポールポジションを獲得した。

 26日(日)に迎えた決勝レースは、午前中に行われたジェントルマンレース第6戦で複数台が絡むアクシデントがあり、ランキング首位につける#44山下健太(NAVUL)をはじめ、3台がプロフェッショナル決勝に出走できず、IP車両は7台でレースが行われた。

 お昼前から降り始めた雨の影響で、決勝レースはウエットコンディションに。第5戦では序盤から激しいポジション争いが繰り広げられたが、その中で関口はライバルたちの追い上げに屈することなくトップを死守。最終ラップでは8番グリッドからポジションを上げてきた野尻が背後に迫ってきたが、0.1秒差で逃げ切り今季初優勝を飾った。2位には野尻、3位には坪井が入った。

 第5戦の到着順でグリッドに再整列し、スタートが切られた第6戦。2連勝を目指した関口だが、1周目にポジションを落としてしまうと、2周目のTGRコーナーで他車との接触により、マシンにダメージを受け、そのままリタイアとなってしまった。

 一方、2番手で第6戦を迎えた野尻は1周目でトップに浮上。2番手に浮上した#37福住仁嶺(キーパー号)に、最後まで背後に迫られる展開となったが、隙を見せない走りでトップを守りきり、そのままフィニッシュ。2019年の第3戦以来、約2年ぶりの勝利を飾った。2位には福住、3位には#16ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)が入った。
 
 これにより、ポイントランキングは福住が合計62ポイントにしてランキングトップに浮上。今回の決勝で走ることができなかった山下が10ポイント差で2番手につけ、12月の最終第4大会を迎える。

 TOYOTA SUPRAクラスには2台がエントリーし、#38石浦宏明(P.MU RACING SUPRA)が終始安定した走りで2連勝をマーク。4台で争われたCCS-Rクラスは#87松井孝允(NTP CCS-R)が接戦を制して、2連勝を飾った。

第2レースを制した野尻智紀(#7 J-Gear KI プロモート)
第2レースを制した野尻智紀(#7 J-Gear KI プロモート)

第1レース優勝ドライバー
関口雄飛(#55 人馬一体ドライビングアカデミー)

「自分のリクエストでタイヤの内圧を高めに設定したのですが、ちょっとそれがうまく噛み合わなくて苦しかったです。それでも1コーナーでのブレーキングで何とか粘ってトップを守りました。最後は野尻選手が背後に来ましたけど、その時点でマージンもある程度あったので、タイヤを冷やしたり、おさえる走りをして1レース目をゴールしました。2レース目はスタートや1コーナーでうまくいかないことが多くて順位を落としてしまい、翌周の接触でサスペンションのアームが曲がってしまって、レース続行は不可能でした。仕方がないアクシデントでした。55号車は、一緒に組んでいる寺川和紘選手がレースで経験したことを一般車の開発に活かすことが一番の目的です。だから僕のレースの結果というよりも、ジェントルマンレースの第5戦で寺川選手が優勝してくれて、自分がコーチングして、一緒にやって来たことが成果として現れたのは嬉しかったです」

第2レース優勝ドライバー
野尻智紀(#7 J-Gear KI プロモート)

「決勝レース前にあったチェック走行でウエットコンディションの確認をした際、いつもよりグリップしている感じがして『意外といけるかも』という自信みたいなものはありました。2レース目はスタート直後にトップに立ってから、福住選手にブレーキングで迫られることが多かったですけど、コーナリングでは僕の方に分がある印象があったので、とにかくミスをしないように、自分の速いところでしっかりと引き離せるように心がけて走りました。2019年の第3戦で勝ってから、2年くらい勝てていなくて、その間も不甲斐ないレースが多すぎたので、申し訳ないなと思っていました。今日はせっかく巡ってきたチャンスだったので、スーパーGTやスーパーフォーミュラでやっている時と同じように集中して、タイムを削っていくということをやれたので、それも結果につながったのかなと思います」

インタープロトシリーズ 2021年第3大会 第2レース表彰台
インタープロトシリーズ 2021年第3大会 第2レース表彰台

インタープロトシリーズ POWERED BY KeePer 第3大会 プロフェッショナルレース 決勝動画
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/IPSxKJCCHANNEL


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