GT4規定車両が争うST-Zは、スタートで885号車シェイドレーシング GR SUPRA GT4がクラストップの52号車埼玉トヨペット GB GR Supra GT4をかわすと、20号車ナニワ電装TEAM IMPUL Zの平峰一貴が7番手から3番手に浮上するなど、多くのバトルが繰り広げられる。
クラスポールからレースをスタートした52号車はペースが上がらず厳しい展開を強いられるが、クラス4番手をキープしながらレースを進めていく。中盤には19号車BRP★SUNRISE-Blvd718GT4RSがクラス首位に立つも、他クラスの車両との接触でドライビングスルーペナルティを科され後退、SC中のピットタイミングで順位を上げていた埼玉トヨペット GB GR Supra GT4(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰)が再びクラストップに返り咲きレースを制した。2位は26号車raffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/名取鉄平/篠原拓朗)、3位は885号車シェイドレーシング GR SUPRA GT4(HIRO HAYASHI/平中克幸/清水英志郎)となっている。

4台が参加したST-Qは28号車ORC ROOKIE GR86 CNF concept(加藤恵三/大嶋和也/豊田大輔/佐々木英輔)、61号車Team SDA Engineering BRZ CNF Concept(廣田光一/山内英輝/井口卓人/伊藤和広)の2台が序盤からバトルを繰り広げながら走行し、61号車が総合22位、28号車が総合24位でフィニッシュした。
また、ORC ROOKIE Corolla H2 conceptの代役として参戦したTOYOTA GR Yaris(MORIZO/佐々木雅弘/石浦宏明/小倉康宏)も総合26位、MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept(寺川和紘/井尻薫/関豊/前田育男)も総合34位で完走を果たしている。
ST-1はスタートから2台がバトルを繰り広げていたが、2号車シンティアム アップル KTMが吉本大樹のドライブ中にマシンストップに見舞われたことにより、赤旗終了まで走りきった47号車D’station Vantage GT8R(星野辰也/織戸学/浜健二/ジェイク・パーソンズ)に軍配が上がった。
ST-2はクラスポールからスタートした6号車が序盤にマシンを止めてしまったことにより、2番手を走行していた743号車Honda R&D Challenge FL5(石垣博基/武藤英紀/木立純一/柿沼秀樹)が終始安定した走りを披露し、FL5型シビック・タイプR投入2戦目でのクラス優勝を達成した。
レクサスRC350とニッサン・フェアレディZニスモRCが争うST-3は、2番手スタートの38号車ヒグチロジスティクスサービス RC350 TWSが、15号車、16号車の岡部自動車Z34にかわされると、2台のZはトップをいく39号車エアバスター WINMAX RC350 TWSもオーバーテイクしワン・ツーを構築する。
その後もレース中にポジションを争い、SC中のピットインで39号車が再びトップに立つが、レース終盤に15号車が39号車をオーバーテイクすると、その順位を守りきった15号車岡部自動車Z34(甲野将哉/長島正明/富田自然/元嶋成弥)がST-3を制した。
トヨタGR86/86での争いになったST-4は、クラスポールの884号車シェイドレーシング GR86が1周目終了後に“Aドライバーハンデ”を消化すると、41号車エアバスター WINMAX GR86 EXEDYが先頭でレースを進めていく。
その後方2番手には、今季からST-4に挑むENDLESS GR86が41号車に追いつきバトルを繰り広げてトップに立つも、残り1時間37分で頭からマシンをガレージに入れてしまい万事休す。代わって首位に浮上した60号車TEAM G/MOTION’GR86(塩谷烈州/山本謙悟/瀬戸貴巨)がGR86投入後初勝利を挙げている。
ST-5はスタートから88号車村上モータースMAZDAロードスターがトップをキープしてレースを進めるが、2番手にポジションを上げてきた17号車DIXCELアラゴスタNOPROデミオがレース中盤にトップに立つと、72号車OHLINS Roadster NATSも交えてのトップ争いを繰り広げる。
しかしレース残り46分で17号車と72号車が接触してしまい、そのまま17号車がトップで赤旗終了を迎えたが、レース終了後に40秒加算ペナルティが科されたことにより、村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/吉田綜一郎/有岡綾平/岡本大地)がST-5を制する結果になった。










