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国内レース他 ニュース

投稿日: 2023.05.16 22:34

iCraft スーパー耐久2023 富士24時間レースでの参戦体制について

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国内レース他 | iCraft スーパー耐久2023 富士24時間レースでの参戦体制について

iCraft チームインフォメーション

2023年5月吉日

iCraft、スーパー耐久2023 富士24時間レースでの参戦体制について

 iCraft(監督:猪爪俊之)は、2023年のスーパー耐久シリーズ第2戦『NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース』への参戦にあたり、本来なら山野哲也を“Aドライバー”に起用するという当初の方針を変更し、“Fドライバー”に登録して今季最も長丁場となる1戦に臨む決断をした。

 今シーズンもiCraftと日本自動車大学校(NATS)とのコラボで「#72 OHLINS Roadster NATS」として参戦しているが、3月に鈴鹿サーキットで行われた第1戦で、山野が乗車中に他車の接触を受け、ガードレールに激突する大クラッシュを喫した。

 幸い、山野は命に別状なく、4月に広島県で開催された全日本ジムカーナ選手権で復帰し、見事優勝を飾った。しかし、怪我の回復という点では“全快”の状態ではなく、首の痛みや目眩の症状など、現時点で「100%大丈夫」という状態からは若干の不安が残っている。

 スーパー耐久では、“Aドライバー”に対して最低乗車時間の規定が定められており、富士24時間レースでは最低3時間36分の走行を担当しなければならない。加えて、今年から導入されているAドライバーに対するハンデキャップについて、富士24時間でのハンデ量がどのくらいになるかも、スーパー耐久機構(STO)から明確に発表されていない。

 これらの状況を踏まえ、次大会では山野をAドライバーではなく、決勝での出走義務の生じない“Fドライバー”にすることを決定した。当日は本人の体調を優先して、決勝での走行をするか否かを決める予定だ。なお、富士24時間レースでのAドライバーは南澤拓実、Bドライバーは岡原達也を起用し、金井亮忠、野島俊哉はC・Dドライバーを担当。石井達也がEドライバーを務める布陣でST-5クラス優勝を目指す。

 また参戦車両については、NATSが新しくマシンを製作中で、完成は大会直前になる予定。レースウィークのスポーツ走行でシェイクダウンを行い、チームが今季一番の目標として掲げている富士24時間レースでの優勝を目指し、全力で取り組んでいく。

山野哲也コメント
「今年、猪爪監督をはじめ、チームで決めた目標に『富士24時間レースを勝ちに行こう』というものがあります。そこに向かって、色々と策を練っていたなかで、開幕戦でのアクシデントが起きてしまいました。肋骨に関しては問題ないですが、まだ首の痛みが残っているのと、少し激しい動きをすると目眩が起こってしまいます。あと2週間くらいの間に、体調がどれくらい回復するかを見て、レースウィークに確認走行をした上で最終判断をします。そこで乗ることができそうであれば決勝も走行を担当しようと思いますが、万が一難しそうであれば、チームが優勝できるように猪爪監督の補佐として、全力でバックアップをしようと思っています。チームの誰もが24時間レースで勝つということを諦めていません。そのために決断したことだと、ご理解いただけると幸いです。」

iCraft スーパー耐久2023 富士24時間レースでの参戦体制について
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