今季からの新エアロは、高星によれば「ダウンフォースがすごく上がっているけど、ドラッグが少ない」ものだという。多くのドライバーがダウンフォースが増えていると口をそろえており、「楽しい」という声もあった。
そんな初日のセッションは終盤にアタックシミュレーションが行われ、タイトル争い候補の坪井がまずは1分50秒575というベストタイムをマーク。2番手には高星が続いた。3番手に宮田、4番手には阪口晴南(HFDP RACING F316)、5番手にイェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)という結果となった。
明けた3月8日は、午前、午後とも2時間ずつの走行となったが、9時からの走行2回目では、セッション後半に赤旗が何度か出るセッションに。終盤、ニュータイヤ投入のタイミングでもふたたび赤旗が出てしまい、各車タイムアップできず。その前にタイムを出していたパロウのタイムがベストとなった。2番手には大津弘樹(HFDP RACING F312)が、3番手には坪井がつけた。
14時45分からの午後のセッションは、小雨が舞い周回が少なくなったものの、天候が回復した終盤にはふたたびアタックが行われた。このセッションでも僅差で宮田をおさえトップタイムをマークしたのはパロウだ。2番手に宮田、3番手に坪井、4番手に高星という結果で終えている。
F3-Nでは、今季から参戦する霜野誠友(CMS AVANTECH F306)が走行2回目、走行3回目でベストタイムをマーク。総合ではDRAGON(B-Max Racing F306)、植田正幸(Rn-sports F308)が続いており、今年も僅差の争いとなりそうだ。


