ではラップタイムはどうか? 昨年のスペインGPでポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンのタイムは1分22秒000。バルセロナテストでのハミルトンの自己ベストは1分19秒352だから、2.7秒速くなっている。

 これに対してアロンソの昨年のスペインGP予選のタイムは1分23秒981で、テストでの自己ベストは1分21秒389と2.6秒ゲインしている。つまり、ホンダはライバル勢より速くはなっていないが、アロンソが「去年のままでよかった」と絶望するほど遅くもなっていない。

 しかも、このエンジンはまだ開発途中で、可能性が大きく残されている。だから、長谷川総責任者はアロンソのコメントにも動じない。

「もっと良いPUを準備できなかったことに対しては、後悔はあります。もっと時間があれば、もっといい準備ができていたと。でも、この技術を選択したことに対して、後悔は1ミリもない。やろうと思っている技術はすべて入っています。よく入ったなと思うし、よくスタートラインに立つことができたなと思います。さくらのメンバーがよく頑張ってくれました」

 その決断をしたホンダを信頼するのかしないのか。パートナーのマクラーレンの動向に注目が集まっている。

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