失意のF1第1戦バーレーンGPから4日後、サウジアラビアのジェッダに現れた角田裕毅(RB)には、前戦のレース直後のようなピリピリとした緊張感は漂っていなかった。それは、バーレーンでレース後にドライバーとエンジニアたちが集まって、緊急ミーティングを行ったからだ。
「もちろん、ポジションの入れ替えについて話し合いました。通常レース後に行うデブリーフ(レースを技術的に振り返るミーティング)とは別に、ポジションの入れ替えについてそこだけ集中して話し合いをして、お互い理解し合えたので、それが一番よかったことです」