FIA国際自動車連盟、F1、バーニー・エクレストンを相手どり、6400万ポンド(約121億円)の賠償を求めて訴訟を起こすというフェリペ・マッサの決断は、F1コミュニティ全体から懐疑的に受け止められているのは明らかだ。彼の行動を支持する人はほとんどおらず、彼に有利な判決が下される現実的な可能性があると考える人はさらに少ない。

 マッサの弁護士が提出した法廷文書にある驚くべき事実のひとつは、元フェラーリF1ドライバーがもはや“クラッシュゲート”の名で知られる2008年F1シンガポールGPの結果を取り消そうとはしておらず、したがってそのシーズンのF1世界選手権の最終結果を取り消すことも望んでいないということだ。彼は実際には直接的な経済的損失、世界チャンピオンとしての地位に伴う将来の収入の損失、そしてタイトルを獲得できなかったことに対する精神的補償を要求している。

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