角田裕毅(RB)を取り巻く環境がF1第16戦イタリアGPから変わった。F1にデビューしたときから角田のレースエンジニアを務め、ここまで二人三脚でレースを戦ってきたイタリア人のマティア・スピニがその職を離れた。シーズン途中でのレースエンジニアの交代は珍しいが、これには角田の希望が関係していた。
アルファタウリからRBに体制が変更された2024年。フランツ・トストからローラン・メキースにチーム代表も交代した。新しく代表になったメキースはチームのエンジニアリング体制を見直し、昨年までチーフレースエンジニアだったジョナサン・エドルズをリライアビリティマネージャーに配置転換させ、スピニをチーフレースエンジニアに就かせる予定だった。