F1チームには多数の人々が関わり、さまざまな職種が存在する。この連載では、普段は注目を浴びる機会が少ないチームメンバーに焦点を当て、その人物の果たす役割と人となりを紹介していく。今回取り上げるのは、ウイリアムズのスポーティングディレクターを務めるスベン・スミーツだ。
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F1チームで働く人々が管理職レベルに到達するには、長年F1の世界で実績を積み重ねていくケースが多いが、他のモータースポーツカテゴリーで能力を発揮し、そのスキルをF1に持ち込む場合もある。その一例が、ウイリアムズのスポーティングディレクターを務めているスベン・スミーツだ。
スミーツは、30年以上前に全く異なる分野でキャリアをスタートし、約3年前にF1の世界にやってきた。