3日目のプラクティス。この日は朝から強風でプラクティス開始直後も各チーム走行を見合わせるほど、ガレージからピットにさえ出てこないチームあったほどだった。しかしアロンソは、その中で淡々と走行を重ねたのである。

 この強風ではタイムを出すことは望めなかったが、アロンソは「今は1周1周が勉強になる。どんな状況でもためにならないことはない」と謙虚な姿勢で周回を重ねたのだった。

 常にマイケル・アンドレッティもジル・ド・フェランもサポートしているし、なんと毎朝は近くのHPDのシュミレーターで乗ってきてから、スピードウェイに入りプラクティスを迎えている。これ以上のサポートは考えられないが、アロンソもそのサポートに完璧に応える仕事をしているのだ。

20日から2日間の予選に挑むアロンソ。世界中が彼のアタックに注目する
20日から2日間の予選に挑むアロンソ。世界中が彼のアタックに注目する

 プラクティス最終日は、予選に向けてシュミレーションを行う日だが、アロンソはダウンフォースを減らした予選仕様のマシンで4番手、231.827mphのスピードをマークした。前にクルマのいない単独走行のタイムでは5番手だった。

「雨の前にできるだけ多くの周回を重ねたよ。予選シミュレーションも行い、とても満足している。明日はいい4周を走って、うまくいけばファスト9に入って最後の予選を待ちたいね。僕にとっては明日も学習の日だ。プレッシャーはないね」とアロンソ。

 インディ500のオーバー230mphの予選アタックはある意味で「肝試し」だが、アロンソがそこでどんなタイムを出すのか見ものである。良くも悪くも、現役F1チャンピオンの肩書きを背負わされて走るアロンソ。まずは予選でその実力とど根性が試される。

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