■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=7位
7位まで順位を上げることができてものすごくうれしい。ストラテジストは、今日は10位が限界だろうと言っていた。つまり目標を超えたわけだからよかったよ。
あれほど悲惨な土曜日を過ごし、後方グリッドからスタートしたことを考えれば、6ポイント獲得というのは、まずまずのリカバリーといっていいだろう。今日はオーバーテイクが不可能だった。終盤はカルロス(・サインツ)をなんとか抜こうと頑張ったんだけどね!
レースが終わった時、無線でチームに「戦いは終わっていない」と話した。それを彼らに分かってほしかった。次のカナダでは深紅のマシンにチャレンジするよ。厳しい戦いをしていくことになるが、今シーズンはまだあと14戦も残っている。
(フェラーリの戦略が結果的にキミ・ライコネンではなくセバスチャン・ベッテルに有利に働いたことについて)フェラーリはナンバーワンドライバーを選んだんだね。それがはっきりわかった。彼らはセバスチャンが最大の結果を得られるように、あらゆる手を尽くしていくつもりだ。
チームが一方のドライバーの味方をしようと思わない限りは、前を走るマシンが後ろを走るマシンに戦略で抜かれるなんてことは、まず起こらない。つまり状況は明らかだ。
(自分もメルセデスに似たような待遇を求めるかと聞かれ)チームとはそんなことは話したことがないし、その予定もない。バルテリ(・ボッタス)は素晴らしい仕事をしている。今、僕らがどちらかのドライバーを優先すべきだとは思わない。
いつか、ポジショニングの面で重要な問題が出てくるかもしれないけど、逆に僕がバルテリのサポートをしなければならないかもしれない。どうなるか分からないが、とにかく彼ら(フェラーリ)の前にいることが重要だ。そうすれば、今日の彼らのような立場には陥らずに済むからね。
■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=8位
初めて2台ともトップ10でフィニッシュすることができた。それがモナコだから、なおさらうれしい。タフなレースだった。僕らには上位勢についていけるだけのペースはなかった。残念ながら僕らより前では何もアクシデントは起きず、全部僕の後方で起きていた。リタイアが出ても、いつも僕の後ろのマシンだったんだ。
ルイス(・ハミルトン)はしばらくフリーエアーで走ったことで、その後、ピットストップで僕らの前に出た。
それでもポイント圏内に2台ともが入れたのは素晴らしいことだ。トラブルに巻き込まれることなく、全力で速く走った。まだまだこれから分析して理解すべき問題はあるけれど、チームとして成長しているのは間違いない。