英AUTOSPORTが2017年F1第6戦モナコGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価、今回の最高点9点が4人に与えられた。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
■戦略だけではない。実力で優勝をつかんだベッテルに最高点
9点の評価が与えられたのは、セバスチャン・ベッテル、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペン、カルロス・サインツJr.の4人だった。
フェラーリのベッテルは、2番グリッドから今季3勝目を飾った。予選で完璧なラップを走れずにポールポジションを逃したため満点は与えられなかったが、決勝での走りは素晴らしかったと短評には記されている。
「ルイス・ハミルトンは、フェラーリは戦略面でベッテルを(キミ・ライコネンより)優先したと主張しているが、その問題を別にして、ベッテルは実に見事なレースをした」
「ファーストスティントではライコネンの後ろで辛抱強く走り、ライコネンがピットストップをした後、ステイアウトした5周で、内に秘めた速さを搾り出してギャップを縮めて、逆転した。その後は余裕でリードを広げ、セーフティカーが出動した際にもレースをうまくコントロールし、優勝を飾った」