現行のF1分配金支払いシステムは、2020年にコンコルド協定が失効するまで一般的に変更不可能と見なされているが、マリヤは変更の前倒しを諦めておらず、次のように語っている。
「2020年より前に変更が実現しない理由が、私にはわからない。いわゆるコンコルド協定というものを、チェイスが好んでいないという報道を目にしたことがある。彼の考えでは、そもそも存在すべきでなかったものなのだ」
「様々なチームがバーニーと交わした個々の取り決めはF1にとって良いものではなく、実際のところレベルや競争力の維持を妨げるものだったことを、彼が明らかにしたのだと思う」
「FOMが私と同意見であることに励まされた。すべては彼らがいかに早期に、ともに行動を起こすかの問題だ」
フェラーリとレッドブルが、特に研究開発にかかる支出を抑えたいと初めて表明したことも、マリヤにとっては励みになったという。
「多くの要因が一体となって、考え方の変化を引き起こしたのだと考えている。フェラーリは上場企業であり、もし彼らが支出を抑えれば利益が増える。それは彼らの時価総額に影響する」
「人々がコスト制限を支持しないことを、これまでしばしば疑問に思っていたが、いまや考え方に変化が生じたことが明確になってきている」