5月1日にアレックス・ザナルディが急逝したという悲しい知らせは、瞬く間に世界のサーキットを駆け巡った。

 1990年代前半に最初にF1世界選手権に参戦したザナルディは、その後アメリカでトップフォーミュラに転向。1997、1998年とCARTで2年連続でチャンピオンに輝くなど、アメリカのレース界とも深い関係を持つ。

 とりわけ、1996年9月8日の最終戦ラグナ・セカ、名物コーナー『コークスクリュー』で見せたオーバーテイクは『ザ・パス』とも呼ばれ、ある種の伝説として語り継がれている。

 最終ラップ、ブライアン・ハータに迫ったザナルディは、オーバースピードのままコークスクリューに進入。アウト側のダートを滑走しながらも、奇跡的にコントロールを保ち、そのまま勝利を掴み取ったのだ。

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