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投稿日: 2016.05.02 13:36
更新日: 2016.05.02 13:37

今宮純の決勝インプレッション:ロシアン・ルーレットを逃れた、王者と若手「匠の技」


F1 | 今宮純の決勝インプレッション:ロシアン・ルーレットを逃れた、王者と若手「匠の技」

 究極の運だめし、ロシアン・ルーレット。拳銃に一発だけ弾丸が入れられていて、それを引き当てたら一巻の終わり──映画や小説に出てくる話だ。

 第3回ロシアGP、まさに1コーナーはロシアン・ルーレットだった。ニコ・ロズベルグはポールポジションからクリーンなスタートを決めると、しっかりインサイドラインをブロック。後続がスリップストリームを使う前にセンターラインへ転じ、最適ポジションから最適なブレーキングを行った。タイヤロックはなく、とても落ち着いているように見えた。昨年と全然違うぞ、ロズベルグ。まわりがよく見えているポイントリーダーはキモの1コーナーを、きっちり自分のものにした。

 今年は開幕からスタート後の最初のコーナーが鬼門だ。きれいに抜けられれば自分の走りができる。3連勝中のロズベルグは、それを見抜いて実行。後方でロシアの“魚雷”ダニール・クビアトが好スタートを切ったセバスチャン・ベッテルに追突。狭まる2コーナーで気がはやった。これはペナルティ対象になってもしかたない。だが、その直後3コーナーでの二次追突はクビアトだけを責められないのではないか。明らかにベッテルがアクセルを緩めているのがオンボード画面でわかるからだ。しかしエマニュエル・ピロ審査委員は最初の追突を重んじてクビアトに罰を下す。


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