ソフト装着のハミルトンがアタック2周目に1分29秒047。鈴鹿でセッショントップは2年前の15年の予選Q1以来、コーナリングに安定した“スタビリティ”が見てとれる。好感触を握りしめたときの彼は早めにコースに出撃していく。スーパーソフトでQ2一撃成功、1分27秒819、遂に記録は破られた。

 そしてそこから、新記録への挑戦を自分に課したハミルトン。Q3の1本目に1分27秒345、2本目に1分27秒319。ややスライド気味に見えたがそれだけプッシュしたい、プッシュできるとマシンを信じていたからなのだろう。

 シューマッハーもあの年そうだった。マシンを完全に信頼できるからこそ究極の1周は実現するのだ。平均スピード239.411KMH、昨年よりも約9KMHアップ、鈴鹿はもう高速コースのひとつ――。

 個人的なPP予想は<1分26秒台>、それには届かなかった。FP2が台風並みの大雨になったこと、土曜一日だけの“ラバーイン”状態が未完成だったこと、フェラーリ勢のセッティングがもう一つだったこと(レス・ダウンフォース気味)などが挙げられる。この予想は来年の鈴鹿・日本GP第30回までとっておこう。

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